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カプソン兄弟と児玉 桃のピアノ三重奏

  • ルノー&ゴーティエ・カプソン with 児玉 桃 室内楽演奏会(フォーレ:ピアノ三重奏曲、ショーソン:ピアノ三重奏曲) R. カプソン (Vn) G. カプソン (Vc) 児玉 桃 (Pf) (2008.12.11 録画 [NHK BS-hi (2009.9.28)])
  • ルノー&ゴーティエ・カプソン、児玉 桃 室内楽演奏会(ラヴェル:ピアノ三重奏曲) R. カプソン (Vn) G. カプソン (Vc) 児玉 桃 (Pf) (2008.12.11 録画 [NHK BS-hi (2009.10.16)])
  • ジャン・ギアン・ケラス、エマニュエル・パユ、マリー・ピエール・ラングラメ 室内楽演奏会(ジョリヴェ:クリスマス・パストラル、カーター:エンチャンテッド・プレリュード) ケラス (Vc) パユ (Fl) ラングラメ (Pf) (2008.11.24 録画 [NHK BS-hi (2009.10.16)])
  • ハイビジョン特集 ロシア芸術 自由への道標 ~アシュケナージ“独裁者と芸術家たち”から (録画 [NHK BS-hi (2009.10.9)])
9月は、随分と好みに合う演奏会がテレビで放送されていたのだが、10月に入ってからの放送予定には、とりたてて興味を惹かれるものがほとんど見当たらないのが少し寂しい。

9月末に録画したカプソン兄弟を中心とするピアノ三重奏では2曲が放送されたが、10月に入ってから同日の演奏で残る1曲(アンコールは除く)が放送された。当日はフォーレ→ラヴェル→ショーソンの順で演奏され、アンコールにはショーソンの第2楽章が演奏されたとのこと。このメンバーでの演奏活動も活発に行われているらしく、単なる商業的な顔合わせではないようだ。ただ、少なくとも今回の3曲を聴く限り、カプソン兄弟の大柄で勢いのある音楽と、児玉の端正な音楽との間には微妙な乖離があるように感じた。アンサンブルの完成度ではラヴェルが立派だったが、面白かったのはショーソン。いかにも後期ロマン派といった風情の収拾のつかない音楽だが、カプソン兄弟の時に奔放なまでの演奏は有無を言わさぬ説得力に満ちている。逆に、フォーレは単に弾き飛ばしたようにすら感じられるほどあっさりした演奏で、僕は気に入らなかった。

パユ他の演奏会は、カプソン兄弟のラヴェルと同時に放送されたもの。楽器編成も作品自体にもあまり関心はなかったのだが、たまには守備範囲外の響きも心地好いものだ。名手達の演奏は、これらの作品の美しさを伝えるに十分なもの。

閑話休題。少し前のことになるが、知人とメール交換している中で、5年前に放送されたドキュメンタリー番組が再放送されることを教えてもらった。もちろん、VHSで録画はしてあったのだが、一応DVD-Rにもしておこうかと録画したついでに、久し振りに視聴してみた。5年も経つと僕自身の興味や知識にも若干の広がりがあったとみえて、前に観た時にはほとんど印象に残っていなかったシチェドリーンの作品の美しさにはっとしたり、音楽以外の部分を面白く観たりなど、それなりに楽しんだ。アシケナージの書斎(?)にずらっと並んだ全42巻の旧選集を羨ましく眺めたのは、5年前と同じだったが。こういうドキュメンタリーや新譜が次々と出たショスタコーヴィチ没後30年&生誕100年というのは、ささやかながらも一大イベントだったのだと、今さらながらに改めて思う。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Chausson,E. 作曲家_Ravel,M. 作曲家_Fauré,G.

未聴LP(9・10月分)

columbia-ml2121.jpg
  • Modern Music for Strings(ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための二つの小品、バルトーク:ルーマニア民族舞曲、ラフマニノフ:セレナード 作品3-5、A. シュルマン:弦楽のための夜想曲、ヒンデミット:器楽合奏のための学習用作品より S. シュルマン/ストイヴェサント・シンフォニエッタ (Columbia ML 2121 [10" mono])
  • ショーソン:ヴァイオリンとピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲 I. オーイストラフ (Vn) ゼルツァロヴァ (Pf) ショスタコーヴィチQ (Melodiya A10 00027 006 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第5番 イヴァーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya D-01446-7 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第7番、鎖の環より ギンズブルグ/モスクワ放送SO (Melodiya 33D 024003-04 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第16&21番 イヴァーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya D 09415-6 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第17番 ガウク/モスクワ放送SO (Melodiya D 07395-96 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4番、ヴェリン:PC-132弦楽四重奏曲第2番、ヴィレーン:弦楽四重奏曲第5番 サウレスコQ (Caprice CAP 1024 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番 ストイヴェサントQ (Columbia Set X-MX-231 [12" 78 rpm])
Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.で10月頭に注文した品が届いた。いつも通り船便で注文したのだが、どうやら航空便で送られてきたようだ。

シュルマン指揮による弦楽合奏曲集、その最初にショスタコーヴィチの作品11が収録されている。ジャケットには第1曲だけのように記されているが、実際には全曲が収められている。やや感傷的な歌に流れがちな気もするが、音楽の雰囲気自体は悪くない。アンサンブルそのものはごく標準的なレベルではあるが、第2曲は技術的に相当苦しい。他の曲も同じ印象だが、技術的難易度の高い曲はないので、とりたてて不満を感じることはない。

ショスタコーヴィチ関係ではこの1枚しか収穫がなかったので、何か目ぼしいものはないかとカタログを眺めていたら、I. オーイストラフ他によるショーソンのコンセールを発見。父親のD. オーイストラフ、オボーリン、ボロディンQによる同曲のライヴ録音は濃密な表情と響きが傑出した名演だが、息子のイーゴリにそのレベルの演奏を期待する方が間違っているわけで、何かのネタにでもなれば…程度の軽い気持ちで注文してみた。イーゴリのヴァイオリンは、品のないヴィヴラート、不安定な音程といった彼の特徴がよく出たもの。音楽的にも平凡。ショスタコーヴィチQはこれといった主張をすることもなく、存在感が薄い。妙だったのはピアノ。ペダルの使い方に特徴があるのだろうか、滑らかさがなく、この作品ならではの濃い雰囲気が全くと言ってよいほど表出されていない。この音盤を聴くことは、たぶんもうないだろう。

2枚だけというのも寂しいので、引き続きカタログを眺めている内に、なぜだか分からないがふとミャスコーフスキイの名が浮かんできた。今、手元にあるCDは第1、2、19、22番だけなので、とりあえずカタログを検索したところ4枚がヒットした。いずれも安価だったので全て発注。気に入った曲があれば違う演奏者の音盤も聴いてみようとは思うが、まずは“旧き佳きソヴィエト”の演奏家で全27曲を一通り聴くことができれば、と思っている。スヴェトラーノフの全集CDを買うよりは、はるかに安くおさまりそうだし。

番号順に聴いてみようということで、まずは第5番から。全曲を通して平穏な抒情美に満ちた佳曲。旋律自体が特別素晴らしいわけではないし、第1楽章などでは若干の冗長さも感じられる。しかし、それでもなお、どこか素朴さの漂う音楽的風景の魅力はなかなかのものである。イヴァーノフの土臭い音楽も、作品の魅力を一層高めている。

第7番は、うって変わって暗く劇的な内容。しかしながら、構成が散漫なのか、焦点がはっきりとしないまま延々と音楽が続いていくような感じで、率直に言って退屈した。カップリングの「鎖の環」を聴く限りでは、メリハリのある響きと思い切った歌い込みには不足していないので、こうした不満は演奏者の責任ではないのだろう。

第16番は、英雄的な柄の大きさとロマンティックな抒情とのバランスが素晴らしい、優れた作品である。第5番にもまして、イヴァーノフの音楽性との相性が良い。興味深いのは、この作品の作曲がショスタコーヴィチの交響曲第4番とほぼ同時期に進められていること。ミャスコーフスキイとショスタコーヴィチとの25歳という年齢差の故だけとは思えない作風の違いが、何とも面白い。一緒に収録されている第21番では、さらに深化した抒情性が極めて感動的である。単一楽章にまとめられた構成も緊密で素晴らしい。スターリン賞を受賞したというのも頷ける。

順序が前後したが、最後は第17番。初演者かつ作品の被献呈者であるガウクの演奏。今回聴いた曲の中では、最もロシアらしさに満ちた作品で、どこかラフマニノフの交響曲第2番を彷彿とさせるような旋律美と劇的な力強さが印象的であった。ガウク/モスクワ放送SOならではの、前時代的なホルンのヴィヴラートをはじめとする強烈なローカル色も、こうした印象を強くしている一因なのだろう。この曲なんかは、実演でも一般の受けは良いだろうし、編成もごく普通なのだから、もっと演奏されてもおかしくないと思う。

…と、ちょうど一通り聴き終えたところで、9月頭に注文した品が届いた。こちらは、きちんと船便で送られてきたようだ。

スウェーデン放送SOの首席奏者によって結成された弦楽四重奏団、サウレスコQのアルバムは、いかにも北欧の団体らしい木の香りが漂う響きが美しい。素朴で伸び伸びとした歌心はこの曲に相応しく、実に魅力的な音楽に仕上がっている。ただ、非常に残念ながら音の間違いが少なからずある。使用楽譜のミスプリントなのか、単なる譜読み上の問題なのかははっきりとしないが、音楽そのものの水準が高いだけに惜しまれる。他の2曲は、共にこの団体に献呈された作品。どちらも難解さや晦渋さとは無縁の平明な作品で、心地よく聴けた。

ストイヴェサントQは、最初に触れたストイヴェサント・シンフォニエッタの指揮をしていたS. シュルマンが第一Vnを務める団体。残念ながらSPなので、すぐに聴くことはできない。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D. 作曲家_Chausson,E. 作曲家_Myaskovsky,N.Y.

アンサンブル・アデルのショーソン

  • ショーソン:果てしない歌、チェロとピアノのための小品、妻への讃歌、魅惑と魔法の森、ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 フィンク (MS) アンサンブル・アデル (Accord 476 742 7)
  • MIDNIGHT ADAGIOS (Decca 475 004-2)
仕事で京都に行ったついでに、JEUGIA四条店に立ち寄る。三条本店の方は年に一度くらいはのぞいていたが、四条店に足を踏み入れたのはもう何年ぶりになるだろうか。ビルの改装工事のために移転するとのこと。実は、京都で最初に輸入盤CDを買ったのはこの店だったので、妙にクラシックが縮小された店内を見ながら感傷的になってみたりして。

新譜の棚で、アンサンブル・アデルのショーソン作品集を発見。1999年頃に出ていた盤の再発のようだが、当時は全くノーチェックだった。斉諧生さんの音盤狂日録2000年10月14日付の記事で、この盤に触れられていたが迂闊にも見逃していたようだ。弦楽器の弱さはこの団体の他の録音と共通する欠点だが、本盤でもアデルの明快な情念に貫かれたピアノが音楽をリードしていることでその欠点はあまり気にならない。歌曲の軽やかに漂う雰囲気は、特に素敵。しかし、さすがにコンセールでは弦楽器の力不足が気になってしまう。第1楽章はやや散漫な出来だし、第2楽章はとりたてて不満を述べるような内容ではないものの、第3楽章の盛り上がりも迫力に欠ける。第4楽章では大団円に向かう内的な燃焼度があまり感じられないのが残念。もっとも、全体を通しての雰囲気は決して悪いわけではないので、録音ではなくライヴで聴くべき団体なのかもしれない。

先日Tower Records梅田店で買い物をした際、店内の商品検索端末に目が留まり、色々といじっていると、記憶の片隅にあったイ・サロニスティが演奏したショスタコーヴィチ作品というのが見つかった。早速注文し、入荷したとの連絡を受けて引き取りに出向いたのだが内容を見てがっかり。「MIDNIGHT ADAGIOS」と題されたオムニバス盤の収録曲は以下の通り:
【Disc 1】
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークより第2楽章 マリナー/アカデミー室内O(1971)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番より第1楽章 アシケナージ(Pf)(1979)
エルガー(Mondvay編):夜の歌 イ・サロニスティ(1989)
フォーレ:パヴァーヌ デュトワ/モントリオールSO & Cho.(1988)
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番より第2楽章 ボロディンQ(1962)
ブラームス(ロブレス編):5つの歌より「子守歌」 ロブレス(Hp)(1979)
クライスラー:ロマンティックな子守歌 ベル(Vn) コーカー(Pf)(1996)
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」より「白銀の月よ」 ローレンガー(S) パタネー/サンタ・チェチーリア国立アカデミーO(1966)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番より第2楽章 アシケナージ(Pf)/クリーヴランドO(1988)
J. S. バッハ:チェロ・ソナタ第3番より第2楽章(抜粋) シュタルケル(Vc) シェベック(Pf)(1963)
ビゼー:「カルメン」組曲第1番より間奏曲 デュトワ/モントリオールSO(1988)
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲 ニ長調より第2楽章 フェルナンデス(G) マルコム/イギリス室内O(1987)
ヴォーン=ウィリアムズ:「富める人とラザロ」の5つの異版(抜粋) マリナー/アカデミー室内O(1972)
ショパン:夜想曲第2番 アシケナージ(Pf)(1983)
カントルーブ:民謡曲集「オーヴェルニュの歌」より「バイレロ」 キリ・テ・カナワ(S) テイト/イギリス室内O(1983)
サティ(ドビュッシー編):ジムノペティ第1番 デュトワ/モントリオールSO(1989)
【Disc 2】
J. S. バッハ:管弦楽組曲第3番より「アリア」 マリナー/アカデミー室内O(1971)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」 ロジェ(Pf)(1978)
マスネ:タイスの瞑想曲 ケネディ(Vn) ボニング/ナショナルPO(1984)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番より第2楽章 アシケナージ(Pf)/フィルハーモニアO(1979)
シューベルト:弦楽五重奏曲より第2楽章(抜粋) タカーチQ ペレーニ(Vc)(1993)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番より第2楽章 ベル(Vn) マリナー/アカデミー室内O(1988)
マルチェロ:オーボエ協奏曲 ニ短調より第2楽章 ホリガー(Ob) イ・ムジチ(1987)
ドヴォルザーク:弦楽セレナードより第4楽章 ホグウッド/ロンドンPO(1988)
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2楽章 ロメロ(G) マリナー/アカデミー室内O(1994)
リスト:コンソレーション第3番 ガレスピー(Pf)(1977)
ラフマニノフ:組曲第1番「幻想的絵画」より第2曲「夜と愛と」 アシケナージ & プレヴィン(Pf)(1975)
ショスタコーヴィチ:映画音楽「馬あぶ」より「ロマンス」 シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウO(1999)
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」より「舟歌」 ボニング/スイス・ロマンドO(1972)
肝心のショスタコーヴィチ作品は、シャイー盤というオチ。後でよく調べてみると、イ・サロニスティが演奏したショスタコーヴィチ作品は「ポルカ」だったようだ。二枚組で2500円強。こんな眠くなりそうなアルバム、ドライブ中にしろ仕事中にしろBGMとして使うこともできない。あぁ…無駄遣い。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Chausson,E. 作曲家_Shostakovich,D.D.

ショーソンとルクー(書き込むのすっかり忘れてた…)

  • ショーソン:果てしない歌、ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 エスポジート (S)、バルビゼ (Pf)、フェラス (Vn)、パレナンQ (EMI TOCE-9830)
  • ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲、チェロとピアノのための小品 レ・ミュジシャン (harmonia mundi FRANCE KKCC-37)
  • ルクー:弦楽四重奏のための「モルト・アダージョ」、ピアノ四重奏曲、ラルゲット、アダージョ~“追憶の蒼ざめた花々……”、ソプラノとピアノのための3つの歌曲 ラカール (S)、ヴェイリエ (Vc)、アンサンブル・ミュジック・オブリク (harmonia mundi FRANCE KKCC-293)
11月20日は、京都大学の学園祭(NF)。この時期に合わせて、僕がかつて所属していた音楽研究会のOB会が開催され、夜は現役生がやっている生演奏喫茶に顔を出して朝まで酒盛りというのが、僕の勝手な年中行事。まぁ、もう現役生とも世代が離れてきたし、家族の目も怖いし、そろそろこの年中行事もおしまいかな(^^;。

その時の話題から派生して、ショーソンのコンセールとルクーのピアノ四重奏曲を聴く。3枚とも、いずれ劣らぬ名盤。ん~ ショーソンの第3楽章がめちゃくちゃ弾きたくなってきた。いや…ルクーもいいな。結局聴いてたら全部弾きたくなってしまう。困ったもんです。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Chausson,E. 作曲家_Lekeu,G.

おフランス物とソ連物

  • ショーソン:愛と海の詩、終わりなき歌、歌曲集 ノーマン (S) ジョルダン/モンテ・カルロPO他 (Erato WPCC-3750)
  • プーランク:シンフォニエッタ、「エッフェル塔の花嫁花婿」より、2つの行進曲と間奏曲、フランス組曲 プレートル/パリO (EMI TOCE-11415)
  • カバレーフスキイ:チェロ協奏曲第1番、ピアノ協奏曲第3番、ピアノ協奏曲第4番「プラハ」、ヴァイオリン協奏曲 シャフラン (Vc) ギレリス、ポポフ (Pf) オーイストラフ (Vn) カバレーフスキイ/モスクワ放送SO、モスクワPO、ソヴィエト国立SO (Revelation RV 10103)
  • プロコーフィエフ:オラトリオ「イワン雷帝」・ショスタコーヴィチ:ステパーン・ラージンの処刑 M. ショスタコーヴィチ/ロンドンPO ロジデーストヴェンスキイ/モスクワ放送SO他 (Intaglio INCD 7371)
大学2回生になる春だった。京都フランス音楽アカデミーのガラ・コンサートで、ドゥーカンやB. パスキエらが弾いたフォーレのピアノ四重奏曲第2番は、今でも忘れられない強烈な記憶の一つ。その演奏会で初めて聴いたのが、ショーソンの「終わりなき歌」。ノーマンの歌唱によるこの録音では、その時に感じた密やかな佇まいはあまり感じられない。とはいえ、作品を楽しむ分には何ら支障はない。「愛と海の詩」の方がバックがオーケストラだけにノーマンの底力が発揮されているが、もう少し甘さが欲しいような気もする。それにしても、こういう作品に顕著な、ショーソンの“垢抜けていない”部分って好きだなぁ。

おフランス物をもう一枚。プーランクのシンフォニエッタは、かぶとやま交響楽団の第26回定期演奏会で演奏した曲。勉強がてら聴いている時には、演奏の大雑把さが気になったが、時間が経って改めて聴き直してみると、勢いと雰囲気に満ちたなかなかの好演だという印象。シンフォニエッタにしてもフランス組曲にしてもプーランクの最高傑作というわけではないだろうが、プーランクならではの音色感が際立つ良い曲だと思う。それほど好きな系統の音楽ではないが、たまにはこういうのもいいね。

「わが父ショスタコーヴィチ」の中で、マクシームとガリーナが人間的な面で結構ボロクソに言ってたカバレーフスキイの協奏曲集を聴いた。ん~やっぱり何度聴いてもぱっとしないかな。おっ、と思う瞬間は少なくないんだけどね。曲としてはどうしても散漫な印象しかない。豪華ソリスト陣の割には、彼らの魅力を存分に味わえない物足りなさが残る。

ということで、これぞソ連物というような一枚を探してIntagio盤を。「イワン雷帝」のナレーション役(ディスクにはクレジットなし)が、もう最高。曲自体はさして好きではないのだけれども、この感極まった語りを聴きたくてよく手を伸ばしてしまう。ロシア人万歳と叫びたくなるね。「ステパーン・ラージンの処刑」は、このロジデーストヴェンスキイ盤のテンポが大好き。早めのテンポで一気に進む第一部(?)には、興奮を押さえることができない。両曲とも、終演後の拍手と一緒にブラボーを叫びそうになる。

ハイテンションになったところで、今日の音楽鑑賞はおしまい。不眠症になるかな?

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genre : 音楽

tag : 作曲家_Chausson,E. 作曲家_Poulenc,F. 作曲家_Kabalevsky,D.B. 作曲家_Prokofiev,S.S.

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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