【YouTube】スクリャービン:交響曲第5番「プロメテウス」(スヴェトラーノフ指揮)

YouTubeで、絶頂期のスヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SOによるスクリャービンの動画を見つけた。エフゲニー・スヴェトラーノフのページをチェックしてみると、掲示板にこの動画の情報が投稿されていた。ピアノはリヒテルで、Russian Discなどからリリースされていた演奏と同一の可能性があるとのこと。僕は当該音盤を架蔵していないので、残念ながら確認はできない。

当時60歳のスヴェトラーノフに気取ったような身振りはなく、音楽同様の力強さを放出しながらも、むしろ淡々とした貫禄を感じさせる指揮姿である。もちろん、鳴り響く音楽はこのコンビならではのアクの強いもので、スクリャービンの醍醐味を本能的なレベルで愉しむことができる。オーケストラの中で弾くリヒテルの姿も興味深い。

スクリャービン:交響曲第5番「プロメテウス(火の詩)」
リヒテル (Pf)、スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO(1988年4月12日)
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Scriabin,A.N. 演奏家_Svetlanov,E.F.

Veneziaレーベルのスクリャービン全集

  • スクリャービン:交響曲全曲、ピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタ全曲 リヒテル、ナセドキン、ミハイロフ(Pf) スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Venezia CDVE 03298)
  • シベリウス:交響曲第4番、チャイコーフスキイ:交響曲第4番 ロジデーストヴェンスキイ/モスクワ放送SO (Yedang YCC-0099)
  • ベルリオーズ:幻想交響曲、序曲「リア王」 ロジデーストヴェンスキイ/ソヴィエト国立文化省SO (Yedang YCC-0057)
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第2&22番 ロジデーストヴェンスキイ/ソヴィエト国立文化省SO、スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Yedang YCC-0048)
メリーポピンズのDVDを買ってきて欲しいと家人に頼まれた。ついでに注文したい音盤もあったので、Tower Records難波店へ。

いつものように“S”の棚をチェックしていたら、何となく目に付き、6枚組で約3500円の価格に惹かれたので、スヴェトラーノフ他のスクリャービン交響曲&ピアノ・ソナタ全集を衝動買い。実は、スクリャービンの交響曲は有名な第4番ですらまともに聴いたことがなかったので、こうしてまとめて聴けるのは嬉しい。オクタヴィア・レコードからリリースされた同じスヴェトラーノフの新しい録音にも興味はあったのだが、さすがにあの値段に見合うほど繰り返し聴くとも思えなかったので、このセットは非常にありがたい。

さて、ざっと6枚全部聴いてみたが、なんと素晴らしい破廉恥さ!ライヴ録音とスタジオ録音が混在しているようだが、演奏上の細かな瑕など全く気にならない。こういう音世界をイメージする演奏家は少なくないだろうが、それを実際に引き出すことのできる演奏家は極めて稀な存在だろう。曲自体は傑作とまでは思えないので、僕にとってはスクリャービンの全集はこのセットさえあれば十分。ピアノ・ソナタはアムランの見事な全集を持っているが、あれほどの切れ味は感じないものの、随所に滲み出るロシア情緒はミハイロフの方が上か。ただ、全10曲を一気に聴いてみると、音楽の多様さに比べて演奏がやや一本調子な感は否めない。

さて、Yedang Classicsのクリスマス・ボックスはいよいよ完聴へ。まだ6枚残っているのだが、それらは既に持っているものなので、このまま未開封で処分するつもり。

3枚ともロジデーストヴェンスキイのアルバムだが、彼ならではの華麗な音楽がとても楽しかった。チャイコーフスキイの第4番や幻想交響曲といったいかにもなレパートリーはもちろんのこと、シベリウスの第4番のように晦渋な作品での説得力溢れる音楽の運びに、彼の非凡な才能が感じられる。

中でも興味深かったのは、ミャスコーフスキイの交響曲集。いかにもな若々しさと、これぞロシアと言いたくなるような轟音が印象的な第2番と、作曲者自身が「大祖国戦争の交響的バラード」と副題を付した第22番は、どちらも僕は初めて聴いた。独特の構成感は一聴する限りにおいては冗長にも感じられるが、おそらくドイツ人にとってのレーガーみたいな作曲家なのだろう。ロジデーストヴェンスキイもスヴェトラーノフも、ものすごい共感を持って演奏している。これといったインパクトはないものの、感動的な部分も少なくない。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Scriabin,A.N. 作曲家_Myaskovsky,N.Y. 演奏家_Svetlanov,E.F.

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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