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フルニエのショスタコーヴィチ・スヴェトラーノフの作品集


  • ドビュッシー:チェロ・ソナタ、マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ フルニエ (Vc) フォンダ (Pf) (CBS SBRG 72613 [LP])
  • スヴェトラーノフ:弦楽四重奏曲、ハープと弦楽合奏のためのロシア風変奏曲 モスクワ・フィルハーモニーQ トルスタヤ (Hp) スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SOソロイスツ・アンサンブル (Melodiya 33 C 10-10711-12 [LP])
Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.から、今回は2枚が届いた。

フルニエのアルバムは、著名奏者によるメジャー・レーベルへの録音であるにもかかわらず、不思議と今まで入手する機会に恵まれなかったもの。フルニエの全録音中でどのような位置を占めるのかは知らないが、色合いの異なる3曲を見事に弾きこなし、やや濃いめの、それでいて品のある情感に満ちた、独特の温かみが印象的な演奏となっている。少々ロマンティックに過ぎるショスタコーヴィチよりも、熱い共感が感じられるマルティヌーに惹かれた。友人の作品であり、またフルニエ自身に献呈された曲でもあるだけに、当然といったところか。

リストの中でふと目にとまったのが、スヴェトラーノフの作品集。作曲家スヴェトラーノフの作品を聴くのは、ボリショイ劇場のヴァイオリン・アンサンブルによる「アリア」を除くと、これが初めてとなる。弦楽四重奏は、冒頭でショスタコーヴィチの第3番を想起させるものの(同曲が初演されて間もない時期に作曲されている)、曲が進むにつれて、もろにミャスコーフスキイの刻印が強くなっていく。感傷的で歌謡的な旋律にスヴェトラーノフの特質を見出すことはできるが、全体的にはミャスコーフスキイの亜流といった印象。後にショスタコーヴィチQと改名する四重奏団の演奏は、ごく手堅いもの。変奏曲の方は、民族楽器グースリ(ロシアのツィター)の演奏から着想されたらしい。こちらはチャイコーフスキイの弦楽セレナーデのような響きで始まる。弦楽四重奏曲と同様に、響きや楽想に個性的なものはあまり認められず、もっぱら甘さのある旋律線に特徴があると感じられた。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D. 作曲家_Svetlanov,E.F.

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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