【YouTube】ショスタコーヴィチ:交響曲第1番(ゲールギエフ指揮)

ゲールギエフによるショスタコーヴィチの交響曲はYouTubeにも随分とアップされていて、全曲があるものについては本ブログでも紹介してきた。今回見つけた第1番のライヴ映像は、12月4日の記事で紹介した録音に先立つこと2年前の演奏である。

マリイーンスキイOとの録音に比べると表現の洗練に不足し、音楽の流れに生硬さも感じられるのが惜しい。表面的で深みはあまりないが、自然に聴き手を引き込むエネルギッシュな音楽の運びはさすが。

第1楽章第2楽章
第3楽章第4楽章
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
ゲールギエフ/ロンドンSO(2006年 バービカン・センター)
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genre : 音楽

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ゲールギエフ/PMFオーケストラ

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  • ハーモニー・オブ・ピースXIV(マーラー:交響曲第6番、R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ルイジ、チェン・ウェンピン、ゲールギエフ/PMFオーケストラ (Art Support Series CCD-34)
PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)は1990年から札幌で始まった音楽祭。残念ながら、僕は丁度その1990年に京都で一人暮らしを始めたので、現在に至るまでPMFとは縁がないままである。オーケストラの演奏会は大阪でも行われているが、それも聴きに行ったことがない。

で、そのPMFの賛助会員(PMFフレンズ)に2口以上の会費を納めると、PMF2004/15周年記念CDがもらえるとの情報を知人から頂いた。実はこの情報、2月にいただいていたのだが、何かとバタバタしている内にすっかり時間が経ってしまって手続きをしたのが5月になってしまった。在庫限りの特典ということで、少々心配はしたのだが、無事入手。賛助会員の書類一式は僕が持っていても仕方ないので、札幌の両親にそっくりそのまま渡してしまった。届いてからさらに一ヶ月近く経ってしまったが、ようやくこの3枚組を聴いた。

ファビオ・ルイジのマーラーは、きれいなだけであまり感心はしなかった。抽象的な表現になってしまうが、マーラーの音がしていない。オーケストラにはよく練習している跡が窺えるし、技術的な水準は決して低くないので、確かに難曲の部類に入る交響曲とはいえ、ただ丁寧に弾いただけ…の演奏に留まってしまったのは、指揮者の責任だろう。

一方、「ツァラトゥストラ」は面白かった。チェン・ウェンピンという指揮者のことは不勉強のために知らなかったが、少なくともマーラー以上に後期ロマン派の響きが達成されている。全曲を貫くドラマの振幅はあまり大きくないので、こじんまりとした印象は否めないが。

この二つの演奏と比較すると、さすがにゲールギエフは格が違うと思い知らされた。若々しくも細身で無機質なオーケストラの響きに本質的な変化はないが、流麗ながらもツボをはずさない音楽の劇的な構成は格段にスケールが大きい。悲痛な叫びや軋みといった要素も、響きとしては物足りない部分があるものの、音楽の流麗さと見事に両立しているところが、いかにもゲールギエフらしい。彼のショスタコーヴィチ演奏にはあまり感心したことがないのだが、この演奏は素晴らしい。手兵キーロフOとの録音がなされることを期待したい。

岩城宏之氏が逝去されたとのニュースを知った。岩城氏の演奏は、僕が札幌にいた頃、札響とのコンビで何度も聴いた。高校時代に聴いた「英雄の生涯」は名演だった。京都時代も、京響とOEKとの合同演奏による幻想交響曲を聴いた記憶がある。数々のエッセイも、全て読んだわけではないが、とても面白く印象的なものであった。まだ73歳。合掌。

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ボーナス買い物録(その1)

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 コフマン/ボン・ベートーヴェンO (MDG 937 1203-6 [SACD])
  • プロコーフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1&2番、ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):4つの前奏曲、10の前奏曲 庄司紗矢香 (Vn) ゴラン (Pf) (DG UCCG-1183)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ゲールギエフ/キーロフO (Philips 470 842-2)
  • スピヴァコフの贈り物 エレガント・クラシック小品集 スピヴァコフ/モスクワ・ヴィルトゥオージ (Geneon GNBC-4031 [DVD])
  • ショスタコーヴィチ:祝典序曲、交響曲第5&10番、組曲「馬あぶ」(抜粋)、室内交響曲、ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲第2&3番 マッケラス、シップウェイ/ロイヤルPO フランツ/フィルハーモニー・デア・ナツィオネン、エスビェア・アンサンブル、ザポルスキーQ、カイリンQ (Quadromania 222171-444)
年を追うごとに寂しくなり続けるボーナスが出たので、Tower Records難波店で慎ましやかな買い物を(^^;

コフマンとボン・ベートーヴェン管によるショスタコーヴィチの交響曲は、既に10番と5&9番の2枚がリリースされている模様。8番も近々リリースされるみたい。たまたま店頭に7番だけがあったので、評判も悪くないようなので迷わず購入。解釈はビシュコフ盤に似た、標題性に惑わされることのない丁寧で堅実なもの。特に中間楽章が見事。オーケストラに力強さは感じられないが、無理をすることなく端正な音作りをしているところに好感が持てる。第3楽章の中間部が速すぎる演奏に良い演奏はない、というのが僕の持論だが、コフマンは適切なテンポを保ってコラールの切実な美しさを生かしている。ただ、両端楽章には物足りなさを感じるのも事実。これは第7番だからで、たとえば第10番だったらまた違った感想になるだろう。なお、僕はSACDを持っていないので録音の質には言及できない。

庄司紗矢香のアルバムはリリース情報が出た時からチェックしていたのだが、なんとなく買いそびれていたもの。国内盤も出ているようなメジャー・レーベルの新譜はどうしても後回しになってしまう。さて演奏は、プロコーフィエフにしろショスタコーヴィチにしろ、良くも悪くも徹底してヴァイオリニストの音楽といった印象。技術的にも音楽的にも隅々まで磨き抜かれているのだが、それがヴァオリンという楽器の快楽と不可分なものとなっている。華麗で雄弁なのだが、徹頭徹尾彼女の音楽になっている。これは彼女の才能の証である一方で、演奏者よりも楽曲に興味がある聴き手にとっては若干の物足りなさを感じなくもない。

ゲールギエフの交響曲第4番も、激しく買いそびれていた一枚。2004年度のレコード・アカデミー大賞を受賞した話題盤であったが、ゲールギエフのショスタコーヴィチ演奏に感心したことがない僕にとっては、どうにも触手の伸びない音盤であったが、この度意を決してようやく購入。感想は…う~ん…やっぱり、ゲールギエフにショスタコーヴィチは合わないのだろう。心を打つものがないばかりか、純粋に音楽的な観点からも冴えが感じられない。もちろん、オーケストラはうまい。うまいのだが、凄さを感じない。このコンビの他の録音には、好き嫌いは別として感心する部分が必ずといってよいほどある。しかし、この録音にはそれがない。あえて言うならば、第3楽章のまとめ方のうまさだろうか。極端なロシア風味ではなく、技術的に高精度の演奏が繰り広げられているという点で、この演奏が広く受け入れられたのかもしれないが、これが本当に“わかりやすい”演奏なのだろうか?そもそも、この第4交響曲は“わかりやすい”作品なのだろうか?この演奏を高く評価することは、僕にはどうしてもできない。

ゲールギエフによる第4番から第9番までの録音を5枚組BOXにして売り出すようだが(Tower Recordsの情報)、他にいくらでも優れた演奏はある。1万円という価格設定にも魅力はないし、だいたい第6番だけをこのBOXで初出にするという根性が許せない。さすがの僕も抗議の意味で、何かとカップリングで単独発売されるかワゴンセールで3千円くらいになるまでは、この第6番は買わない。

スピヴァコフ/モスクワ・ヴィルトゥオージのDVDは、ドイツ中央部バイエルン州の保養地バード・ブリュッケナウのホールで行ったコンサートの模様を収録したもの。かつて「スピヴァコフのプロムナード・コンサート」というタイトルでパイオニアからDVDもリリースされていたのだが、これもまた買いそびれていたもの。値段も若干安くなっていたので購入。収録曲は次の通り:
  • モーツァルト:交響曲第24番
  • ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より「夏」
  • シューベルト:メヌエット第3番ニ短調
  • ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第3番より第3楽章
  • チャイコーフスキイ:弦楽のためのセレナーデより「ワルツ」
  • プロコーフィエフ:組曲「3つのオレンジへの恋」より「行進曲」
  • ショスタコーヴィチ:バレエ「黄金時代」より「ポルカ」
  • ガーシュイン:プロムナード
  • ボック:ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」より「もし金持ちなら」
  • エルガー:愛の挨拶
  • バルトーク:ルーマニア民族舞曲より「速い踊り」
  • アルベニス:スペイン組曲より「カディス」
  • ファリャ:歌劇「はかない人生」より「スペイン舞曲」
  • シェツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
  • アンダーソン:フィドル・ファドル
映像も演奏風景ばかりではなく、周辺の風景や、スピヴァコフをはじめとする団員らのちょっとした寸劇(?)などが音楽に合わせて展開される、リラックスして音楽を楽しむことのできる内容。ただ、演奏内容はいずれも見事なもの。モーツァルトの鮮やかさ、「夏」で聴かせるスピヴァコフの自在さなど、思わず身を乗り出してしまうほどだ。個人的には「もし金持ちなら」がとても気に入った。単なる名曲集だと思って見逃している人がいたら、是非ともお薦めしておきたい一枚。

新譜コーナーを物色していたら、4枚組で990円という怪しさ満点の音盤を発見。クアドロマニア クラシックというレーベルは初めて目にしたが、一体どういう経路で音源を入手しているのだろうか。この4枚組も1枚目と4枚目はどちらもよく目にする音源(いずれもレーベルは異なる)で僕も既に持っているもの。3枚目のピアノ五重奏曲も持っている。勉強不足で知らないが、恐らく2枚目と3枚目の室内交響曲もどこかのレーベルからの既発音源なのだろう。

ということで、まずは未聴音源であるディスク2から。が、いきなりがっかり。交響曲第10番では、作品の持つ多層的な意味合いを解読するどころか、表面的な音符のみをなぞるのに精一杯といった感じの演奏。オーケストラが下手なわけではないので聴き辛いことはないが、通して聴いてもこれといった印象が何も残らない。「馬あぶ」からの3曲では、明らかにオーケストラが潜在能力以下の演奏しかしていない。技術的にもアラが目立ち、有名なロマンスですらも美しさを感じさせる部分がない。なぜ彼らがこれらの曲を取り上げたのか、さっぱりわからない。

3枚目で演奏しているユストゥス・フランツは、バーンスタイン指揮のシューマンのピアノ協奏曲(DG)の独奏者としてしか知らなかったが、指揮もしていたのですね。フィルハーモニー・デア・ナツィオネンという団体は彼の手兵のようだが、はっきりしたことはわかりません。で、彼らによる室内交響曲。こちらはなかなか優れた内容。徹底して陰気な演奏。音程等の精度は今ひとつな部分もあるが、音楽的な意思はきちんと統一されていて、最後まで緊張感が途切れないのは立派。数々の引用やDSCH音型を劇的に強調するのではなく、終始一貫した暗い雰囲気の中で音楽を展開していく解釈には説得力がある。

2枚目は酷い内容だが、マッケラスの祝典序曲と交響曲第5番はとても立派な演奏だし、2曲の弦楽四重奏、ピアノ五重奏曲ともにそう悪くない演奏なので、値段を考えると損はしないセットだと思う。

まだ何点か購入したのだが、それらはまた後日。(^^;

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[2003-06-21分] ネイガウスのブラームスと「リヒテルは語る」

  • リームスキイ=コールサコフ:交響組曲「シェエラザード」、ボロディン:中央アジアの草原にて、バラキレフ(リャプノフ編):イスラメイ ゲールギエフ/キーロフO (Philips 470 840-2)
  • J. S. バッハ:平均率クラヴィーア曲集第1巻より(6曲)、モーツァルト:ロンド、ブラームス:8つのピアノ曲 作品76より(7曲)、作品118-2、作品119より(2曲) H. ネイガウス (Pf) (Denon COCQ-83664)
今日は、かぶとやま交響楽団の練習日。午前中は子供の関係で用事があったりして、ほとんど音楽を聴く時間がとれなかった。

とりあえず、先日購入したばかりの、ゲールギエフの「シェエラザード」をまた聴き直してみる。隅々まで丁寧に磨き抜かれていることに、改めて感心。たとえば弦楽器に多用されているハーモニクスなどが実に鮮やかで、リームスキイ=コールサコフが意図したオーケストラの響きが、理想的といって良い形で再現されているように思われる。同じパターンの繰り返しながらも単調さを感じさせないのは、こうした地道な細部の積み上げによる成果なのだろう。テンポ設定は、いかにもスタイリッシュで颯爽としたものだが、時にあっさりと流れ過ぎと感じなくもない。キーロフOの各首席奏者は皆、実に達者。最新録音ゆえ、美しい響きも存分に堪能することができる。結局、こういう曲は、奏者の名技が前提条件になるんだろうな。アマチュアだの、音楽性だの、といった能書きは、単なる言い訳にしかならない。練習あるのみ。

どうしても、ネイガウスのブラームスを聴きたくなった。何という情感、何という完成度、何という音楽。どの曲をとっても、最初の一音からブラームスの音楽が溢れ出てくるような感じ。一つ一つのフレーズが聴き手を縛り付け、それが解けない内に次のフレーズがさらに聴き手を縛り付ける。まさに魔法。

ボリソフ著の「リヒテルは語る 人とピアノ、芸術と夢」を読了したが、モンサンジョン著の「リヒテル」とほとんど似たような印象。ここのエピソードは異なるものの、語り口はそっくり。楽曲を具体的なイメージでストーリー立てて捉える独特の感覚は、必ずしも共感できるわけではないが、大変興味深い。実は、僕はさしてピアノ音楽が好きではないので、リヒテルのピアノ演奏もごく数えるほどしか持っていないし、聴いてもいない。それでも、最近こうしてよく聴いているネイガウスの演奏を引き合いに出して語っている部分も多いので、リヒテルの難解な言葉のいくらかは理解することができたように思う。この本に出てくる録音のいくつかは僕も持っているので、せっかくの機会だから近い内に聴き直してみよう。

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tag : 作曲家_Rimsky-Korsakov,N.A. 作曲家_Brahms,J. 演奏家_Gergiev,V.A. 演奏家_Neuhaus,H.G. 演奏活動_かぶとやま交響楽団 演奏家_Richter,S.T.

「わが父ショスタコーヴィチ」を読了

  • ラフマニノフ:交響曲・管弦楽曲全集 スヴェトラーノフ/ロシア国立SO (Canyon PCCL-00325)
  • 1949年のショパン・リサイタル・1958年のジュビリー・リサイタル H. ネイガウス (Pf) (Denon COCQ-83661~2)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ゲールギエフ/キーロフO & ロッテルダムPO (Philips 470 845-2)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第6番、ヴァイオリン協奏曲第1番 オーイストラフ(Vn) コンドラーシン/モスクワPO (Altus ALT046)
昨日購入したアールドフ著「わが父ショスタコーヴィチ」を通勤電車の中で一気に読了。こんな社会的地位が高い大天才を父として持った子供達の親子関係が率直な調子で語られているのは、実に興味深くまた楽しい。史実的に新しい発見があるような本ではないが、共産党入党の辺りなどは、グリークマン書簡集などからも引用されていて、やはり胸をしめつけられる。彼らの実の母親であるニーナについて、最期のエピソードしか語られていないのは少し残念だったかな。マルガリータ夫人について全く記述がないことや、イリーナ夫人についても最後に軽くコメントされているだけなのは、まぁ当然か。この調子で、もっと色んなショスタコーヴィチ関連書籍の邦訳が出ることを期待したい。ヘーントヴァが亡くなったばかりなのだから、彼女の労作なんか邦訳してくれると嬉しいんだけど。

月曜日にちょっと聴いてから、そのまま机に出しっ放しにしてあったスヴェトラーノフのラフマニノフ全集をまとめて聴いた。どの曲にも熱い共感が満ちた、まさにラフマニノフの音がする名盤だと、いつ聴いても思う。でも、やっぱり僕はラフマニノフとはそれほど波長が合わないんだろうな。良いと思うのは交響曲第2番と交響的舞曲だけ。他は、いかにも雑駁な印象しか残らない。部分的に耳を惹かれるところは少なくないんだけど。剛毅な交響曲の演奏も素晴らしいが、荘厳な交響的舞曲の演奏も立派。この曲、他にCDは持っていないはずなのだが、この1枚で十分だと思わせるだけの説得力がある。

ロシア・ピアニズム名盤選のネイガウス・シリーズの内、まだ購入していなかった最後の1枚を入手した。音質には全く期待していなかったが、思ったよりは聴きやすい。しかし、ネイガウスのショパンは素晴らしく良い。ソナタ第3番なんかは技術的にも安定しているし、まさにこうでなければならないというような名演。晩年のライヴゆえにミスタッチが目立つのは残念だけれど、他の曲も音楽的には否の打ち所がない感じ。品のある抒情性が心に染みる。さらに凄いのは70歳記念コンサート。この内面から尽きることなく湧き出る情熱は一体何なんだろう。お世辞にも良いとは言えない録音だが、文字通り圧倒される。

ゲールギエフの「レニングラード」をようやく購入した。昨年のN響との合同演奏会は録画して何度か見たが、感覚的な快感はあるもののそれに終始しているだけで、作品の持つ切実さや交響曲としての意味もあまり感じられず、CDが発売されても何となく買いそびれていたもの。こうしてディスクを聴いてみても、その印象は変わらない。ケーゲル盤の凄みは、もともと志向している音楽が違うわけだから期待していなかったけれども、ビシュコフ盤の面白さにも敵わないかなという感想。既出の8番や、以前BSで放映されたドキュメンタリー中の演奏でも思ったが、たぶんゲールギエフとショスタコーヴィチとの相性はそれほど良くないのだろう。ま、生で聴いたら何だかんだ言って興奮したんだろうけどね。

ということで、ショスタコーヴィチの音が聴きたくなって、コンドラーシン/モスクワPOの来日ライヴ盤を取り出した。やっぱ、これですねぇ。いつまでも同時代を生きた演奏家による演奏が一番なんてことばかり言っていてはつまらないんだけど、でもやっぱり違うもんな。

ということで、これを聴いちゃったら、後はもう何も聴く気にならない。

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プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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