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ストラディヴァリウス・コンサート2019


ストラディヴァリウス・コンサート2019
  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番(ベイルマン)
  • バルトーク:44の二重奏曲より(1st:イム、2nd:ベイルマン)
  • チャイコーフスキイ:「なつかしい土地の思い出」より「メロディ」(イム)
  • ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番(イム)
  • ショスタコーヴィチ(アトヴミャーン編):2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品(1st:ベイルマン、2nd:イム)
  • モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲より第4曲(1st:ベイルマン、2nd:イム)【アンコール】
2019年10月30日(水) ベンジャミン・ベイルマン、イム・ジヨン (Vn) 萩原麻未 (Pf) いずみホール
前日にチケットを頂き、急遽いずみホールへ。事前に演奏曲目などの情報を全く知らずにホールへ向かったのだが、ショスタコーヴィチ作品がメインの曲目だったのは、我ながらさすがと言うべきか。日本音楽財団が保有するストラディヴァリウスと、それを貸与されている演奏家による「ストラディヴァリウス・コンサート」の存在は知っていたが、実際に聴くのは初めて。「エングルマン」(1709)を貸与されているベイルマンと「サセルノ」(1717)を貸与されているイムの2人が出演したが、当初出演予定だったヴェロニカ・エーベルレが貸与されている「ドラゴネッティ」(1700)もバルトークとチャイコーフスキイでイムが弾き、舞台に上がった楽器は計3台であった。

またこの大阪公演は、チケット収益の全額が京都大学iPS細胞研究所に寄付されるチャリティー・コンサートでもあり、演奏に先立って山中伸弥教授によるプレトークもあった。

若手演奏家2人の演奏はメカニック面では申し分のないもので、強奏部などでコントロールが利いていない音も散見はされたものの、純粋にヴァイオリンの美しさや楽しさを享受することができた。音色という点ではベイルマンの方に魅力があり、ベートーヴェンの第2楽章などは出色の美しさであった。イムも精度の高い繊細な演奏をしていたが、私の耳には痩せた音色に聴こえたのが残念。

ショスタコーヴィチは、いささか過剰な表情付けが意図されていたように思えたが、演奏家の若さゆえか、結果として嫌みのない自然な仕上がりになっていて、リラックスして愉しむことができた。第5曲のアンサンブルは雑然としていたが、そこまでうるさいことを言うべき音楽でもないだろう。

コンサート全体を通して、ピアノの地味ながらも手堅い表現力が演奏の水準を引き上げていたことも特記すべきだろう。おじさん好みの容姿ゆえに評価が甘くなっている可能性を否定するつもりもないが、それを差し引いても存在感のあるピアノであった。

このコンサートの趣旨の一つであるストラディヴァリウスの聴き比べという点では、圧倒的に「ドラゴネッティ」の素晴らしさが際立っていた。私が聴いたストラディヴァリウスの中では、ヴェンゲーロフの弾く「クロイツェル」(1727)に匹敵する銘器と感じた次第。

アンコールのモシュコフスキも楽しい演奏で、満たされた気分でホールを後にすることができた。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

【演奏会のお知らせ】シュペーテ弦楽四重奏団 第9回公演

クリックすると、画像が拡大します(JPEG形式・494KB)。

私が参加している弦楽四重奏団が、下記の要領で第9回公演を行います。

 
シュペーテ弦楽四重奏団 第9回公演
Das Späte Quartett
 
2019年4月27日(土):開場13時30分・開演14時
  カトリック芦屋教会 (芦屋市公光町5-15)
  ※阪神本線「芦屋」下車 北へ200m 徒歩3分
  ※阪急神戸線「芦屋川」下車 南へ880m 徒歩12分
  ※JR神戸線「芦屋」下車 南西へ880m 徒歩12分
後援:兵庫県・芦屋市・西宮市・(公財)西宮市文化振興財団・京大音研同窓会
協力:芦屋キワニスクラブ
 
 
2019年4月29日(月・祝):開場13時30分・開演14時
  聖アグネス教会 (京都府京都市上京区烏丸下立売角)
  ※京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車 徒歩3分
後援:京都府・京都市・京大音研同窓会
協力:京都キワニスクラブ
文化庁「関西元気文化圏」参加事業
 
工藤 庸介(Yosuke Kudo):ioline
森住 憲一(Ken 1. Morizumi):Violine
石金 知佳(Tomoyoshi Ishikane):Viola
金山 秀行(Hideyuki Kanayama):Violoncello
 
プログラム
 W. A. モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 KV 458「狩」
 H. ヴォルフ:イタリアのセレナーデ
 L. v. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 作品135
 
 
入場無料

シュペーテ弦楽四重奏団は、2009年8月に結成し、2011年9月に第1回、2012年4月に第2回、2013年4月に第3回、2014年4月に第4回、2015年4月に第5回、2016年4月に第6回、2017年4月に第7回、2018年4月に第8回の公演を行った他、2015年11月には元ウィーンPOチェロ奏者のアダルベルト・スコチッチ氏を迎えての特別公演も行いました。2016年10月と2017年10月には京都キワニスクラブ主催のチャリティコンサートにも出演しています。京都御幸町教会の燭火礼拝でも、2017年と2018年に演奏しています。シュペーテ(späte)とは、ドイツ語で「後期の、晩年の」といった意味の形容詞です。弦楽四重奏団としては邪道かもしれませんが、チェロ以外の3人はパートを固定していません。

今回は、モーツァルトとヴォルフが「森住 (Vn 1)-工藤 (Vn 2)-石金 (Va)-金山 (Vc)」、ベートーヴェンが「工藤 (Vn 1)-森住 (Vn 2)-石金 (Va)-金山 (Vc)」というパート割りで演奏します。

入場は無料で、整理券等はありません。座席数は、芦屋会場が最大200席程度、京都会場が最大150席程度です。

なお、芦屋公演はカトリック芦屋教会の「芦屋市景観重要建造物指定記念行事」ならびに「司祭・信徒館完成記念行事」も兼ねて行います。

10連休の初めでお忙しいとは思いますが、平成最後の私達の演奏会に、万障お繰り合わせの上、皆様お誘い合わせて足をお運びいただけましたら幸いでございます。

※会場に、世界の子供たちのための活動を支援するための募金箱を設置させていただきます。いただいた募金は、芦屋キワニスクラブ(4/27)および京都キワニスクラブ(4/29)を通じて全額寄付いたします。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏活動_DasSpäteQuartett

【演奏会のお知らせ】シュペーテ弦楽四重奏団 第8回公演

クリックすると、画像が拡大します(JPEG形式・507KB)。

私が参加している弦楽四重奏団が、下記の要領で第8回公演を行います。

 
シュペーテ弦楽四重奏団 第8回公演
Das Späte Quartett
 
2018年4月14日(土):開場13時30分・開演14時
  聖アグネス教会 (京都府京都市上京区烏丸下立売角)
  ※京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車 徒歩3分
後援:京都府・京都市・京大音研同窓会
 
2018年4月22日(日):開場14時30分・開演15時
  カトリック芦屋教会 (芦屋市公光町5-15)
  ※阪神本線「芦屋」下車 北へ200m 徒歩3分
  ※阪急神戸線「芦屋川」下車 南へ880m 徒歩12分
  ※JR神戸線「芦屋」下車 南西へ880m 徒歩12分
後援:兵庫県・芦屋市・西宮市・(公財)西宮市文化振興財団・京大音研同窓会
 
文化庁「関西元気文化圏」参加事業
 
森住 憲一(Ken 1. Morizumi):Violine
石金 知佳(Tomoyoshi Ishikane):Violine
工藤 庸介(Yosuke Kudo):Viola
金山 秀行(Hideyuki Kanayama):Violoncello
 
プログラム
 F. J. ハイドン:弦楽四重奏曲第41番 ト長調 作品33-5
 F. P. シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調 D 703「四重奏曲断章」
 C. ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 作品10
 
 
入場無料

シュペーテ弦楽四重奏団は、2009年8月に結成し、2011年9月に第1回、2012年4月に第2回、2013年4月に第3回、2014年4月に第4回、2015年4月に第5回、2016年4月に第6回、2017年4月に第7回の公演を行った他、2015年11月には元ウィーンPOチェロ奏者のアダルベルト・スコチッチ氏を迎えての特別公演も行いました。シュペーテ(späte)とは、ドイツ語で「後期の、晩年の」といった意味の形容詞です。弦楽四重奏団としては邪道かもしれませんが、チェロ以外の3人はパートを固定していません。

今回は、ハイドンとシューベルトが「石金 (Vn 1)-森住 (Vn 2)-工藤 (Va)-金山 (Vc)」、ドビュッシーが「森住 (Vn 1)-石金 (Vn 2)-工藤 (Va)-金山 (Vc)」というパート割りで演奏します。

入場は無料で、整理券等はありません。座席数は、芦屋会場が最大200席程度、京都会場が最大150席程度です。

なお、芦屋公演は例年と異なる「日曜日」「15時開演」となっておりますので、ご注意ください。

年度初め、またゴールデンウィーク前の週末でお忙しいとは思いますが、万障お繰り合わせの上、皆様お誘い合わせて足をお運びいただけましたら幸いでございます。

※会場に、世界の子供たちのための活動を支援するための募金箱を設置させていただきます。いただいた募金は、京都キワニスクラブ(4/14)および芦屋キワニスクラブ(4/22)を通じて全額寄付いたします。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏活動_DasSpäteQuartett

【演奏会のお知らせ】シュペーテ弦楽四重奏団 第7回公演

クリックすると、画像が拡大します(JPEG形式・787KB)。

私が参加している弦楽四重奏団が、下記の要領で第7回公演を行います。

 
シュペーテ弦楽四重奏団 第7回公演
Das Späte Quartett
 
2017年4月22日(土):開場13時30分・開演14時
  聖アグネス教会 (京都府京都市上京区烏丸下立売角)
  ※京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車 徒歩3分
後援:京都府・京都市・京大音研同窓会
 
2017年4月29日(土):開場13時30分・開演14時
  カトリック芦屋教会 (芦屋市公光町5-15)
  ※阪神本線「芦屋」下車 北へ200m 徒歩3分
  ※阪急神戸線「芦屋川」下車 南へ880m 徒歩12分
  ※JR神戸線「芦屋」下車 南西へ880m 徒歩12分
後援:兵庫県・西宮市・西宮市文化振興財団・京大音研同窓会
 
文化庁「関西元気文化圏」参加事業
 
石金 知佳(Tomoyoshi Ishikane):Violine
工藤 庸介(Yosuke Kudo):Violine
森住 憲一(Ken 1. Morizumi):Viola
金山 秀行(Hideyuki Kanayama):Violoncello
 
プログラム
 W. A. モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 KV 590
 G. フォーレ:弦楽四重奏曲 ホ短調 作品121
 J. ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 作品51-2
 
 
入場無料

シュペーテ弦楽四重奏団は、2009年8月に結成し、2011年9月に第1回、2012年4月に第2回、2013年4月に第3回、2014年4月に第4回、2015年4月に第5回、2016年4月に第6回の公演を行った他、2015年11月には元ウィーンPOチェロ奏者のアダルベルト・スコチッチ氏を迎えての特別公演も行いました。シュペーテ(späte)とは、ドイツ語で「後期の、晩年の」といった意味の形容詞です。弦楽四重奏団としては邪道かもしれませんが、チェロ以外の3人はパートを固定していません。

今回は、モーツァルトとフォーレが「工藤 (Vn 1)-石金 (Vn 2)-森住 (Va)-金山 (Vc)」、ブラームスが「石金 (Vn 1)-工藤 (Vn 2)-森住 (Va)-金山 (Vc)」というパート割りで演奏します。

入場は無料で、整理券等はありません。座席数は、芦屋会場が最大200席程度、京都会場が最大150席程度です。

年度初め、またゴールデンウィーク直前の週末でお忙しいとは思いますが、万障お繰り合わせの上、皆様お誘い合わせて足をお運びいただけましたら幸いでございます。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏活動_DasSpäteQuartett

【演奏会のお知らせ】シュペーテ弦楽四重奏団 第6回公演

クリックすると、画像が拡大します(JPEG形式・469KB)。

私が参加している弦楽四重奏団が、下記の要領で第6回公演を行います。

※阪神公演の会場が、変わりました。ご注意ください。

 
シュペーテ弦楽四重奏団 第6回公演
Das Späte Quartett
 
2016年4月16日(土):開場13時30分・開演14時
  カトリック芦屋教会 (芦屋市公光町5-15)
  ※阪神本線「芦屋」下車 北へ200m 徒歩3分
  ※阪急神戸線「芦屋川」下車 南へ880m 徒歩12分
  ※JR神戸線「芦屋」下車 南西へ880m 徒歩12分
後援:芦屋市・西宮市・西宮市文化振興財団・京大音研同窓会
 
2016年4月23日(土):開場13時30分・開演14時
  聖アグネス教会 (京都府京都市上京区烏丸下立売角)
  ※京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車 徒歩3分
後援:京都市・京大音研同窓会
 
文化庁「関西元気文化圏」参加事業
 
工藤 庸介(Yosuke Kudo):Violine
森住 憲一(Ken 1. Morizumi):Violine
石金 知佳(Tomoyoshi Ishikane):Viola
金山 秀行(Hideyuki Kanayama):Violoncello
 
プログラム
 A. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲断章 ヘ長調 B.120
 R. シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 作品41-3
 F. P. シューベルト:弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D 887(作品161)
 
 
入場無料

シュペーテ弦楽四重奏団は、2009年8月に結成し、2011年9月に第1回、2012年4月に第2回、2013年4月に第3回、2014年4月に第4回、2015年4月に第5回の公演を行った他、2015年11月には元ウィーンPOチェロ奏者のアダルベルト・スコチッチ氏を迎えての特別公演も行いました。シュペーテ(späte)とは、ドイツ語で「後期の、晩年の」といった意味の形容詞です。弦楽四重奏団としては邪道かもしれませんが、チェロ以外の3人はパートを固定していません。

今回は、ドヴォルザークとシューマンが「森住 (Vn 1)-工藤 (Vn 2)-石金 (Va)-金山 (Vc)」、シューベルトが「工藤 (Vn 1)-森住 (Vn 2)-石金 (Va)-金山 (Vc)」というパート割りで演奏します。

入場は無料で、整理券等はありません。座席数は、芦屋会場が最大200席程度、京都会場が最大150席程度です。

年度初め、またゴールデンウィーク直前の週末でお忙しいとは思いますが、万障お繰り合わせの上、皆様お誘い合わせて足をお運びいただけましたら幸いでございます。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏活動_DasSpäteQuartett

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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