スヴェーシニコフ指揮の作品104(ショスタコーヴィチ)

  • プロコーフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、チャイコーフスキイ:「なつかしい土地の思い出」より第1曲「瞑想曲」、ショスタコーヴィチ:5つの前奏曲、パガニーニ:ロッシーニの「タンクレディ」のアリア「こんなに胸さわぎが」による序奏と変奏曲 カーラー (Vn) バラケルスカヤ (Pf) (Melodiya C10 24743 003 [LP])
  • リスト:ピアノ・ソナタ、「巡礼の年」第2年より第6曲「ペトラルカのソネット第123番」、「パガニーニによる超絶技巧練習曲集」より第2番(変ホ長調)、ショパン:舟歌、3つのエコセーズ、ショスタコーヴィチ:3つの幻想的な舞曲 バッカウアー (Pf) (HMV CLP 1057 [LP])
  • スヴェーシニコフ(編):鈴の音は単調に鳴る、ラフマニノフ:Тихая мелодия、スヴェーシニコフ(編):Ночь темна темношенка、白いみざくら、ショスタコーヴィチ(編):若い私を(2つのロシア民謡より)、コーポソフ(編):ゆうべわたしは、ソロヴィヨーフ=セドーイ(スヴェーシニコフ編):モスクワ郊外の夕べ、スヴェーシニコフ(編): 街のざわめきも聞こえず、S. タネーエフ:夕べ(12の合唱曲より)、スヴェーシニコフ(編):明るい月は輝く スヴェーシニコフ/アカデミー・ロシアcho. (Philips S 06201 R [10" mono])
2月25日の記事の続き。2月分のリストから注文した3枚を聴く。

カーラーのアルバムは、第8回チャイコーフスキイ国際コンクールにおけるライヴ録音である。ショスタコーヴィチは、2007年3月7日の記事で紹介したCDに収録されている。当然ではあるが、技術面はもちろんのこと、音楽面も極めて模範的に磨きあげられている。やや息の詰まるような窮屈さがあるものの、こういう研ぎ澄まされた演奏は、国家的威信を背負ったコンクール出場者にのみ可能だと考えれば、そう耳にはできない類の演奏ということもできるだろう。もちろん、肯定的な意味で。

ギリシャの女流ピアニスト、ジーナ・バッカウアーという名は、不勉強にして初めて知ったのだが、わが国での知名度はともかくとして、それなりに著名な奏者だったようだ。このアルバムの選曲からは、ヴィルトゥオーゾ・タイプの奏者だったように推測できるが、実際、確かな技巧と華やかな音楽が印象的な演奏である。

スヴェーシニコフ/アカデミー・ロシア合唱団のアルバムは、1958年のブリュッセル万国博覧会に合わせた海外公演時に行われたスタジオ録音のようだ。リストを見ただけでは収録曲の詳細が分からなかったのだが、どうにも気になったのでオーダーした次第。今回の注文は、このアルバムを入手するのが最大の目的であった。で、その期待に違わず、ここにはショスタコーヴィチによるロシア民謡の編曲 Op. 104の第2曲目が収録されていた。Hulmeのカタログにも掲載されていない音源だが、初演者による録音は、恐らくこれが唯一のもの。どこか野性味を感じさせる豊かな響きが、とても心地よい。他の収録曲も、比較的よく知られた曲が多いようで(あまりよく分からないが…)、純粋にロシアの合唱を楽しむのにも不足のないアルバムだろう。
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genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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