京都公演、終了


8月13日のエントリーで宣伝させていただきましたシュペーテ弦楽四重奏団の第1回公演、聖アグネス教会での公演が無事終了いたしました。我々の予想をはるかに超える150名以上の方々に聴きに来ていただくことができ、団員一同、とても喜んでおります。当日の対応のみならず、事前の宣伝などにも過分のご配慮をいただきました聖アグネス教会の皆様には、この場を借りて深く御礼申し上げます。おかげさまで、とても素晴らしい雰囲気の中で演奏会を行うことができました。


演奏内容については、満足している部分もあれば、もちろん深刻に反省している部分もあるのですが、ともかく今週末のカトリック夙川教会の公演では19日以上の演奏にしたいと思っています。想定外のご来場者の数に不覚にも緊張してしまった京都公演の轍は踏まぬよう、セルフコントロールに努めます。

ご都合がよろしければ、24日(土)、カトリック夙川教会に足をお運びくださいますれば幸甚に存じます。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏活動_DasSpäteQuartett

シェバリーン、ティーシチェンコ、タネーエフ

  • シェバリーン:組曲第2&3番 E. ハチャトゥリャーン/モスクワPO (Melodiya 33 D 020805-06 [LP])
  • ティーシチェンコ:フルート、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲、無伴奏チェロ・ソナタ第1番 エヴェレフ (Fl) ナセドキン (Pf) フェイギン (Vc) セローフ/レニングラードCO (Melodiya 33 C 10-08193-4 [LP])
  • タネーエフ:弦楽四重奏曲第7番 タネーエフQ (Melodiya 33 C 10-10225-26 [LP])
  • タネーエフ:弦楽四重奏曲第9番 タネーエフQ (Melodiya 33 C 10-12333-34 [LP])
Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.からの8月到着分。

今月もシェバリーン作品の音盤を一枚。組曲第2番はデュマの「椿姫」の劇付随音楽から、第3番はプーシキンの「石の客」の劇付随音楽から再構成したもの。たとえば第3番にはスペイン風の音調を持つ曲もあったりするが、基本的には単なる「組曲」という表題の通り、原作のストーリー性は感じさせるようなものではない。比較的初期の作品である第2番に比べると、最晩年の作品である第3番は清澄で洗練された響きの一方で楽想そのものには晦渋さがある。グラズノーフの後裔とでもいったところか。E. ハチャトゥリャーンの溌剌とした演奏は、とりわけ第2番とは相性がよく、極めて魅力的で見事な出来である。


先月は見送ったティーシチェンコ作品の音盤が売れ残っていたので、これも縁だと思って入手。「フルート、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲」は、“協奏曲”と言ってもバロックの「合奏協奏曲」の延長上にある作品だろう。1972年の作品だが、当時のショスタコーヴィチの作風からの影響も見受けられるものの、室内楽的な簡潔さを持ちながらも、ロシア的な重量感を持った響きにティーシチェンコの個性が強く感じられる。現代音楽風のとっつきにくさはないが、独特の幻想的な雰囲気には好き嫌いが分かれるだろう。むしろ初期作品の無伴奏チェロ・ソナタに聴かれる、荒削りな熱情の迸りの方が、一般受けするように思われる。


タネーエフの弦楽四重奏曲は番号付きのものが9曲あるのだが、作品番号のない第7~9番は第1番以前に作曲された習作である。とはいえ、対位法に凝りまくった衒学的な作品よりも、甘美な抒情を臆面もなく歌いあげた習作の方が耳に馴染みやすいのも事実。明らかにロシア音楽の音調ではあるのだが、ことさらに民族色を強調していないのは、いかにもタネーエフらしい。なお、第9番は既にCDで架蔵していた。番号の記憶が曖昧な程度にしか聴いていないのは、恥ずかしい限り。

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shebalin,V.Y. 作曲家_Tishchenko,B.I. 作曲家_Taneyev,S.I.

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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