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たまった未聴LP

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 フレッチア/ロイヤルPO他 (Classics for Pleasure CFP 40080 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 デル・カスティージョ (Vn) シュメーエ/ヴェネズエラSO (Fundacion Mito Juan Pro-Musica volumen 11 [LP])
  • イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):弦楽四重奏曲第4番より第2楽章、ファリャ:スペイン舞曲、ドビュッシー:ワルツ、ヴュータン:タランテラ ダンチェンコ (Vn) ムンチャン (Pf) (Melodiya 33D-17635-6 [10"mono])
  • モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第26番、チャイコーフスキイ:スケルツォ第2番、無言歌(クライスラー編)、プロコーフィエフ:5つのメロディーより第1~4番、ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):24の前奏曲より第10、15、16、24番 Y. シトコヴェツキイ (Vn) ヴァルター (Pf) (Melodiya 33 C 10-06831-32 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲第2番 ウッドワード (Pf) エジンバラQ (RCA RL 25224 [LP])
つい先日まで住んでいたところの比較的近くで、JR福知山線の大事故が発生した。あの区間は余程の事情が重ならない限り利用することがないので現場付近のイメージはわかないが、毎日電車のお世話になっている身としては、決して他人事ではない。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。それにしても、相変わらずマスコミの報道は酷いですね。コメンテーターらしき人々も、呆れるほど程度が低いし。

3月中旬にMikrokosmos Mail Order Co.から、LPが届く。が、引越しのバタバタでLPを聴くことができるような状況になかったため、しばらく未聴盤として段ボールに死蔵してしまった。次の荷物も届いてしまったので、何とか時間を作って全てに耳を通す。

フレッチアによる交響曲第5番は、まるでイージーリスニングのような無味無臭さが、たまらなく退屈。文字通り、楽譜の表層だけをなぞっただけの演奏。技術的な精度も高くなく、なぜこの顔ぶれでこの曲の録音をしなければならなかったのか、その必然性が全く理解できない。

ヴァイオリン協奏曲第1番のLPは、ヴェネズエラの財団か何かによる音楽(あるいは芸術)への助成基金の事業と思われる(第11巻との標記あり)。立派なジャケットに収められた演奏は、音楽的にも技術的にも全く聴くに値しない。第1楽章の妙なフレージングから不信感が募るが、この時点ではトンデモ演奏への不健全な期待がなくもない。しかし第2楽章が始まるや否や、この期待すら打ち砕かれる。難しい箇所になるとテンポやリズムが乱れるという水準の低い独奏者に加え、安っぽい音色で音符以上の何も表現することのできないアマチュアみたいなオーケストラ。全楽章を聴き通すのが苦痛である。久しぶりの大ハズレ。

ダンチェンコのアルバムには、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第4番の第2楽章を、初演者の一人であるツィガーノフがVnとPfのために行った編曲という珍品が収められている。もちろんそれが目当てで購入したのだが、ダンチェンコの野暮ったい芸風のせいか、今ひとつ印象が薄い。音楽的にも技術的にも比較的単純な作品だけに特別な問題があるわけではないのだが、聴き手にアピールするものがない。これは、他の収録曲全てにあてはまる。イザイの無伴奏のように難しい作品も堅実に弾きこなしているだけに、何とももったいない。

それに比べると、やはりY. シトコヴェツキイは、音楽家としての格が明らかに数段上。モーツァルトでは、何気なく弾いているフレーズの隅々に音楽の愉悦が満ちている。瑞々しく清らかな音色と素直で伸びやかな音楽性は、小品においても存分に発揮されている。ショスタコーヴィチの前奏曲では、L. コーガンの鋭さとはまた違った側面から、ショスタコーヴィチの抒情を描き出していて秀逸。

24の前奏曲とフーガの全曲録音もあるウッドワードの室内楽は、無難な出来といったところだろうか。技術的には垢抜けないものの、作品に対する共感の深さが好印象。ただし、演奏のスケールはあまり大きくない。五重奏曲の方が若干肩の力が抜けていて、素直な音楽の運びがなかなか良い。録音も三重奏曲に比べると残響が多くて雰囲気がある。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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