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インチキCD情報

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、チェロ協奏曲第1番 シャフラン (Vc) イヴァーノフ/モスクワPO (Regis RRC 1181)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、チェロ協奏曲第1番 ヘルメルソン (Vc) ポリャンスキイ/ロシア国立SO (Chandos CHAN 9550)
  • ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4&8番 ボロディンQ (Mercury SR 90309 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲選集(第4番) ボロディンQ (Chandos CHAN 10064(4))
  • ボロディン:弦楽四重奏曲第2番、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8&10番 ボロディンQ、ウェラーQ (London KICC 8184)
もう先週のことになるのだが、ブログ「拍手は指揮者が手を下ろしてから」のHayesさんからメールを頂いた。内容は、そのブログの8月21日付の記事と同じものなので、ここでは詳しく書かない。不精をしていてDSCH Journalの定期購読の更新をしていなかったので、この情報には気づかずにいたところ、ご丁寧にもHayesさんから情報提供を受けた次第。しかしまぁ、準メジャー・レーベルの録音が堂々と偽の演奏者名をつけて横流しされているというのには驚く前に呆れてしまう。そりゃあRegisレーベルのカタログからすぐに消えてしまったわけだ。

それにしても反省しなければならないのは、自分の鑑賞能力。確かにチェロ協奏曲では“シャフランらしからぬ”というような感想を書いたものの、随分以前に書いていたポリャンスキイ盤へのコメントを見ると、とてもじゃないが今回の偽イヴァーノフ盤ほどの高評価を与えていない。言い訳をすれば、ポリャンスキイ盤のコメントを書いていた頃は、交響曲第15番をまとめて聴いていたので、そのために一つ一つの盤に対する印象や聴き込み方が希薄になっていたのだろう。だが、演奏の傾向自体には似たような評価をしているだけに、全体的な評価にある種の先入観が強く働いていることは否めない。交響曲第15番の場合は楽曲の持つ訴求力が尋常じゃないだけに、どこまでが作品の素晴らしさなのか、あるいは演奏の素晴らしさなのかということを聴き分けることは至難ではあるのだが。今回の場合、偽音盤においても音質の劣化・加工等はなかったため、その類の理由による印象の違いというものもない。ということで、HP内のコメントも、原則として最近の感想を優先する形で多少書き直しました。

この記事にはもう一つ重要な情報が載っている。Revelationレーベルからリリースされていたショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1&2番(ロストロポーヴィチ独奏)という音盤(RV10087)に、第2番と表記されて収録されていた何だか全くわからない別の曲の曲名が明らかにされているのである。情報ソースはソースはDSCH-MLだというが、最近妙な宣伝メールに埋もれてロクにチェックしていなかったので、これもまた自分の注意力不足に反省しきり。20世紀ポルトガルの作曲家ロペス=グラーサ(Fernando Lopes-Graca 1906~1994)の『コンチェルト・ダ・カメラ』という曲だということ。

Hayesさんからのメールには、さらにもう一点、情報が記されていた。8月9日付の本欄で簡単にふれたMercury盤LPについて、これは全くオリジナルの音源だとのこと。早速当該LPとヒュームのカタログで同一音源とされている録音(CD)とを聴き比べてみる(あまり楽しい作業ではないのですけどね)。結論から言うと、確かに別録音のようである。第4番は、もうほとんど同じ演奏のようでさらっと聴き流しているだけでは判別し難いのだが(それはとりもなおさず、演奏者の解釈・演奏の完成度の高さを意味する)、たとえば第2楽章でチェロのベルリンスキイが魅力的に使用しているポルタメントに若干の違いが聴き取れることなどで、恐らく別録音ではないかと判断したもの。決定的だったのは、第4楽章のテンポ。Mercury盤の方が随分と速い。第8番は、細かなアーティキュレイションまで解釈がきっちりと固まっている上に、Melodiya盤、Decca盤とともに1960年代前半という録音年代もほぼ同時期であるために、一聴してはっきりとその違いに気付くことはない。ただ、第1楽章ではMercury盤の方が若干速めのテンポであるし、第2楽章以降もMercury盤の方が勢いと劇性に勝るように思われる。もちろんこれは敢えて違いを探そうという意識で聴いてはじめて気付くようなレベルの差異ではあるが。それにしても、このLP以来、再発された形跡がないのはどうしてなのだろう。Mercuryレーベル自体はCD復刻も盛んなのに。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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