DVD三題

  • J. S. バッハ:2つのヴァイオリンの為の協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第1番、モーツァルト:オーボエ協奏曲、交響曲 第24番 変ロ長調 KV.182、ディヴェルティメント 変ロ長調より第3楽章 スピヴァコフ/モスクワ・ヴィルトゥオージ (IMPERIAL YSD-D1025 [DVD])
  • 「リーヴィング・ホーム」20世紀の管弦楽曲(ラトルのガイドによる音楽旅行)第4集~暗い景色を通り抜けた3つの旅 ラトル/バーミンガム市SO (ARTHAUS 102 039 [DVD])
  • 音楽ドキュメンタリー「戦争シンフォニー~ショスタコーヴィチの反抗」 ゲルギエフ/オランダ放送PO他 (PHILIPS 074 3117 [DVD])
特に目的もなく立ち寄ったTower Records梅田店で、CDとDVDを各3点ずつ捕獲。今日はDVDについて。

IMPERIALという韓国のレーベルの廉価盤が店頭に並んでいたので、試しに一枚購入。スピヴァコフと彼の手兵モスクワ・ヴィルトゥオージによるスペイン、ホセ・マリア・ロデロでのライヴ(1991年)を収録したものだが、現地で放映されたテレビ番組などをそのままDVD化したような印象。画質も音質もぱっとしない。曲目は彼らお得意のレパートリーで、隅々まで磨き上げられた演奏は立派なもの。バッハでは、少々ウェットに過ぎるかなぁとは思うが、そこは趣味の問題だろう。アンコールのモーツァルトでは、猛烈なテンポで彼らの技巧を披露している(ちょっと粗いが)。

「リーヴィング・ホーム」というのは、ラトルとBBCによる20世紀音楽を俯瞰する一大プロジェクトだそう。日本でもNHK-BSで放送されたらしいが、僕は完全にノーチェックだった。いかにもショスタコーヴィチに関係ありそうなタイトルの巻を手に取ったら、案の定ショスタコーヴィチ作品が3つも(もちろんいずれも抜粋)。このような形で演奏を云々するわけにはいかないが、番組として非常に良くまとまっていて、バルトーク、ショスタコーヴィチ、ルトスワフスキーという選択も極めて妥当なもの。ラトルの解説が秀逸で、とても面白く観ることができた。演奏風景が収録されている作品は以下の通り:
  • バルトーク: 歌劇「青ひげ公の城」より
  • バルトーク: 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽より
  • バルトーク: 管弦楽のための協奏曲より
  • ショスタコーヴィチ: 交響曲第4番より
  • ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番より
  • ショスタコーヴィチ: 交響曲第14番より
  • ルトスワフスキー: 管弦楽のための協奏曲
  • ルトスワフスキー: ヴェネツィアの遊び
  • ルトスワフスキー: 交響曲第3番

同じくNHK-BSなどでも放映された音楽ドキュメンタリー「ショスタコーヴィチの反抗」も、DVD化された。内容については、放映直後にまとめた通り。日本語字幕がないのは残念(中国語字幕はあるのに…)だが、ボーナストラックの充実ぶりが半端ではない。ショスタコーヴィチの年譜、交響曲第7番についてのラジオ演説の他、ゲールギエフ指揮の交響曲の抜粋が収録(音声のみ)。どうせなら、交響曲第6番の全曲を収録してくれたらよかったのに。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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