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未聴LP(7月分)

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  • ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ、シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ シャフラン (Vc) ペチェルスカヤ (Pf) (RCA Victor LM-2553 [LP])
  • Modern Music for Clarinet(ラヴェル(Hoerée編):ハバネラ形式の小品、M. グールド:グアヒーラ、カバレーフスキイ(Kay編):短い話、ミヨー(Kay編):「ブラジルの思い出」より第7曲「コルコヴァード」、ドビュッシー(Kay編):小品、グラナドス(Kay編):「スペイン舞曲集」より第5曲「アンダルーサ」ショスタコーヴィチ(Kay編):24の前奏曲より第17番、プーランク(Kay編):「6人組のアルバム」より第5曲「ワルツ」、ガーシュイン(Shaw & Kay編):ミュージカル「淑女よ善良なれ」より「私の愛する人」、Shulman:Mood in Question、Rendezvous for Clarinet and Strings、ポーター(Shaw & Shulman編):「踊るニューヨーク」より「あなたに夢中」) ショウ (Cl) ヘンドル/オーケストラ、ニュー・ミュージックQ (Columbia ML4260 [LP])
  • レスピーギ:ローマ三部作、ショスタコーヴィチ:ユダヤの民族詩より ボブリネヴァ (S)、ボリソヴァ (A)、マースレンニコフ (T) スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya C10-16327-30 [LP])
7月は、とにかく忙しかった。通常の仕事に加えて、ショスタコーヴィチ本の方も9月の発刊(奥付には「9月25日発行」と記される予定)へ向けての作業が大詰めを迎えているために、とてものんびり音楽を聴いている余裕がなかった。学会の大会も終わり、お盆で外からの仕事があまり来ないこの時期に、たまった音盤を何とか一掃してしまいたいところ。まずは、Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.からの7月到着分から。今回の3枚は、わりと地味なラインナップ。

シャフランが演奏したショスタコーヴィチのチェロ・ソナタには4種類の録音があるが、このRCA盤は中古市場でもよく見かけるものの、わりと高値で流通しているので、シャフランが僕の好みではないということもあって長らく購入を見送ってきた。今回は、他にオーダーする音盤が少なかったので、購入総額の余裕を見て発注したもの。それでも、モノラル盤(ステレオ盤も存在する)で50ドル近い価格は決して安くはない。演奏自体は、音楽の流れが非常に良い秀演である。淀みなく紡がれていく音と音との間に漂う、シャフラン独特の抒情的な雰囲気が素敵。シャフランの鼻の詰まったような音色も、不思議と嫌味に感じられない。

「Modern Music for Clarinet」というアルバムはクラリネット用の編曲作品を集めたもので、A面はクラシカルな作品、B面はミュージカルなどからのナンバーが収録されている。元は、それぞれ違うアルバムだったようだ。聴く前はB面の方が面白そうだと想像していたのだが、原曲との違いがはっきりしているせいか意外にA面が良かった。いかにもホテルのロビーで流れていそうなムーディーなアレンジと、どこか気だるさを感じさせる“ゆるい”演奏が時代を感じさせる。

スヴェトラーノフの「ローマ三部作」はScribendum盤CDで、「ユダヤの民族詩より」はLu Chant du Monde盤LPで所有しているが、今回はオーダー点数自体が少なかったこともあって、たまにはオリジナル・ジャケットを入手してみるのも一興かと注文したもの。演奏自体について改めてコメントするようなことはないが、このコンビの力強い野趣溢れる音楽は何度聴いても魅力的である。ただ、「ローマ三部作」の魅力がどこにあるのかは未だによくわからない。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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