N響アワー

  • N響アワー 池辺晋一郎の音楽百科 モーツァルトとショスタコーヴィチ
    • 早熟の天才 初めての交響曲(5月14日放映 [NHK-ETV])
      • モーツァルト:交響曲第1番 サヴァリッシュ指揮(1990年5月7日)
      • ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 サヴァリッシュ指揮(1989年5月17日)
    • ほとばしる才能~ピアノ協奏曲(7月9日放映 [NHK-ETV])
      • モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番より第1楽章 アンデルジェフスキ (Pf)、デュトワ指揮(2006年4月14日)
      • ショスタコーヴィチ:組曲「黄金時代」より「ポルカ」 アシケナージ指揮(2004年7月10日)
      • ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 トラーゼ (Pf)、関山幸弘 (Tp)、サロネン指揮(2002年12月7日)
    • 時代を映した名曲 バイオリン協奏曲(10月8日放映 [NHK-ETV])
      • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番より第2&3楽章 藤川真弓 (Vn)、ドレヴァンツ指揮(1998年1月8日)
      • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番より第2~4楽章 B. ベルキン (Vn)、アシケナージ指揮(2006年9月22日)
生来のズボラさゆえ、エアチェックとか録画にはどうしてもマメになれない。いまだにDVD/HDDレコーダーを揃えていないのでVHSの準備をするのが面倒というのもあるが、何よりも放送予定をチェックする習慣がどうしても身につかない。ということで、録画するのは(エアチェックは、よほどのことがない限り最初から諦めている)たまたま新聞やネットで事前に見かけて関心を持ったものに限られる。この一連のN響アワーのシリーズも、日曜日の朝刊を見てとりあえず予約録画しておいたもの。3回分を逃さず録画したのは単なる偶然で、実際4回目は「行列のできる法律相談所」のCM中にチャンネルを回している時に初めて気づいたので、録画できなかった。ちなみに、この回の内容は以下の通り:
  • 天才に師は存在したか(11月12日放映 [NHK-ETV])
    • モーツァルト:交響曲第25番より第1楽章 ジャッド指揮(2005年2月12/13?日)
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第4番より第3楽章 アシケナージ指揮(2006年3月8/9?日)
    • ショスタコーヴィチ:交響曲第11番より第3楽章 北原幸男指揮(1992年3月25/26?日)
ここのところ、土日にも色々と用事が入っていて家でのんびりする時間が全くなかったのだが、26日(日)は久しぶりに完全オフ。ということで、半年以上溜め込んでいたVHSを一気に観た。まずは、第1回。初回の企画に“初めての○○”というのはよくある話だが、若書きの交響曲を並べて番組として成立してしまうのは、まさにモーツァルトとショスタコーヴィチならでは。演奏も懐かしいN響サウンドで、これはこれで悪くない。サヴァリッシュがショスタコーヴィチを振るというイメージはなかったが、第1番ということもあって特に違和感はない。実際、明晰なアーティキュレーションと適切な劇的構成で、模範的な演奏内容である。ただ、第4楽章などではオーケストラの反応に鈍さが目立つのも否めない。また、ティンパニの音色は何とも受け入れ難い。

第2回目はピアノ協奏曲。このジャンルに関しては、どうしたってモーツァルトに軍配が上がってしまうのだが、演奏自体はトラーゼ&サロネンによるショスタコーヴィチの方が断然面白かった。サロネンのすっきりと整えられた透明感溢れる響きにのって繰り広げられるトラーゼのソロは、妙に味付けの濃い、嫌味たっぷりの音楽で、僕個人としてはあまり好きではないタイプの解釈。しかし、リズムの適切な処理や、途切れることなく持続する緊張感に貫かれた筋の通った構成の確かさは立派なもの。ミスタッチは少なくないが、そうしたアラがあまり気にならないような演奏といえるだろう。トランペットは平凡。一方、アンデルジェフスキのモーツァルトは、乱暴とまでは言わないが、繊細さが欠如していて感心しなかった。

最後は、ヴァイオリン協奏曲。藤川のモーツァルトは、強い印象が残るような演奏ではないものの、端正で清々しい。ショスタコーヴィチは…… 気ままで暴走気味のベルキンと、振るのに必死なアシケナージの画は面白かったが、敢えて特筆するようなことはない。

池辺氏の解説は、いずれの回も短い時間にちょっと興味を惹くようなテーマ設定をしていてなかなかのもの。解説メインの番組ではないのだし、これ以上突っ込んだ話を期待するわけにはいかないだろう。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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