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HMV(通販)でお買い物(9月分)

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  • ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 プレトニョフ/ロシア・ナショナルO (PentaTone Classics PTC 5186 076[SACD])
  • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1&2番、ロマンス(組曲「馬あぶ」より) ホープ (Vn) M. ショスタコーヴィチ/BBC SO (Warner 2564 62546-2)
  • J. S. バッハ:2台のクラヴィーアのための協奏曲第1番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番、ショスタコーヴィチ:コンチェルティーノ A. ウゴールスキイ、D. ウゴールスカヤ (Pf) ツァルネツキ/プフォルツハイム南西ドイツCO (ebs ebs 6125)
  • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ、ジャズ組曲第1番(M. グラズマン編)、アウエルバッハ:孤独の組曲、ヴァイオリン・ソナタ第2番「9月11日」 V. グラズマン (Vn) ヨッフェ (Pf) (BIS BIS-CD-1592)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第9番、A. ダヴィデンコの2つの合唱曲「第10里程標」と「街はざわめき」のオーケストレイション、ピアノ協奏曲第1番、映画音楽「コルジーンキナの出来事」 T. ポリャーンスカヤ、アダモヴィチ (Pf) ゴンチャロフ (Tp) V. ポリャーンスキイ/ロシア・ステートSO&シンフォニック・カペラ (Chandos CHAN 10378)
  • 石田一志・コスチルキン,A.・タラソヴァ,E.(編):露和・和露音楽用語小辞典―くらしき作陽大学ロシア音楽センター版,朔北社,2006,110p.
HMVでオーダーし、9月中に届いていたにもかかわらず、二ヶ月以上も未聴のまま積んでいた音盤を、ようやく消化。

プレトニョフの第11番は、整然としていながらも高揚感に満ちた、なかなかの佳演。優れた録音も影響しているのだろうが、輝かしく力強い響きがとても美しい。ライヴ録音ゆえにノーミスではないが、鑑賞に難を感じるような大きな瑕はない。ただ、緊張感に多少ムラがあり、幾分冗長さを感じる箇所があるのは惜しい。

ホープの協奏曲集は、マクシーム率いる野性味たっぷりのオーケストラがまさに血沸き肉踊る雰囲気を醸し出していて楽しい。独奏はやや線が細く、それゆえに音楽に隙間が空いてしまう瞬間があるのが残念。もっとも、弱奏部での音色の使い分けには結構凝っているので、特に第2番では独特の効果を発揮している部分もある。「馬あぶ」のロマンスは、肩の力が程よく抜けた音楽には雰囲気があるものの、オーケストラのアンサンブルはわりといい加減。そこまで力を抜かなくても… 逆に独奏は音色の使い分けに随分と凝っている。なお、Warnerのサイトでダウンロードできる特典は、同じ独奏者による「J. S. バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 BWV1041より第2楽章」の音楽ファイル(WMA形式)。たぶん弾き振り(ヨーロッパCO、Kristian Bezuidenhout (cemb))なのだろうが、作品の美しさが素直に表出されていて心地好い。

ウゴールスキイ父娘による2台ピアノのアルバムにショスタコーヴィチ作品が収録されているのを、遅ればせながら発見。しっかりとしたタッチで丁寧に弾かれた、堂々たるスケールを持つ秀演。硬質で輝きのある音色も素敵である。バッハとモーツァルトも演奏の傾向は同じなのだが、こちらは今一つ冴えない。平凡なオーケストラの影響もあるのだろうか。最近の録音なのに、録音状態はあまり良くない。

グラズマンのアルバムは、名盤である。ショスタコーヴィチのソナタの冒頭から、艶やかで深みのある、それでいて若々しさも感じさせるヴァイオリンの響きが実に素晴らしい。全体の構成に対するバランス感覚も秀逸で、表現の幅も非常に広い。ピアノとのアンサンブルも全く問題ない。この作品のファースト・チョイスとして薦めるに値する。ジャズ組曲はグラズマンの実父の編曲だが、これがなかなか面白い。清潔でありながらも雰囲気豊かな演奏も素晴らしい。とはいえ、このアルバムの目玉はアウエルバッハの2曲だろう。特に、2001年9月11日の同時多発テロに深い衝撃を受けて作曲されたソナタは、鮮烈なメッセージ性を持った作品である。初めて聴いた曲である上に、アウエルバッハという作曲家のこともよく知らないので断言はできないが、グラズマンはこの作品の諸相を見事に音化することに成功していると思う。「孤独の組曲」も同様。とにかく、聴き終えた後しばらく、聴き辛くはないが、心地好くはない音楽の強い印象が持続する。

ポリャーンスキイのショスタコーヴィチ・シリーズ、久しぶりの新譜(といっても、今年の初めにリリースされたものですが(^^;)は、交響曲第9番と雑多な小品(?)のカップリング。N. ヤルヴィの第9番も似たようなカップリングだったので、これはChandos側の趣味なのだろうか。アルバムとしてのまとまりはともかく、演奏内容は極めて傑出している。まず、第9番の正統的で立派な解釈が素晴らしい。この作品が有する喜劇/悲劇の二面性をことさらに強調することなく、交響曲としての構成の中で十分に描き出している。ロシア臭の強いオーケストラの響きも見事。「ダヴィデンコの2つの合唱曲」は、CD初登場のレパートリーという点において、本アルバムの目玉と言えるだろう。わりとあっさりした流れの良い音楽作りではあるが、適度にアクの強いオーケストラと合唱の響きがそれに一層の魅力を与えている。単なる資料的価値以上のものがある。ピアノ協奏曲でも、オーケストラの魅力は十分に発揮されている。往年の名手ゴンチャロフの音色も健在。解釈も真摯なものだが、独奏に華やかさや際立つ魅力があまり感じられないのが惜しい。「コルジーンキナの出来事」も素敵な音楽。肩の力が抜けた軽やかさと気の利いた多彩さが、作品の魅力を十分に伝えてくれる。

読書の秋…はとうに過ぎてしまったが、何冊か本を買い込んだついでに、この夏に出版されたばかりの「露和・和露音楽用語小辞典」を購入。ページ数を考えると決して安くはないが、手元においておきたい一冊である。
露和・和露音楽用語小辞典―くらしき作陽大学ロシア音楽センター版露和・和露音楽用語小辞典―くらしき作陽大学ロシア音楽センター版
(2006/08)
石田 一志、

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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