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HMV(通販)でお買い物(12月分補遺)

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第3&14番 ポプラフスカヤ (S) ダヴィドフ (Br) カエターニ/ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディSO & Cho (Arts 47723-8 [SACD])
  • ショスタコーヴィチ:劇・映画音楽集(組曲「ハムレット」、組曲「リア王」、映画音楽からの8つのワルツ) セローフ/レニングラードCO、アルチュレル/サンクト・ペテルブルグSO (Manchester CDMAN129)
1月12日付の本欄で紹介した、昨年12月にHMVにオーダーした音盤の内、入荷が遅れていた2点が届いた。

カエターニによる交響曲全集も、残すところあと2枚となった。この2曲は、全集中で最も新しい録音である。第3番は、このコンビらしい、明晰で流れの良い演奏である。特筆すべき特徴はないが、手堅く仕上げられている。ただ、全体に騒がしさが耳につく。第14番は、とにかく2人の独唱者達の出来が素晴らしい。声質だけではなく、楽曲の雰囲気を適切に捉えた響きの作り方が絶妙である。オーケストラも丁寧な演奏で好感が持てるが、響きが明るすぎるのに違和感が残る。また、どちらかといえば穏やかすら感じさせる音楽も、個人的には物足りない。

セローフ指揮の劇音楽集はMelodiya(Olympia)レーベルのCDで既に架蔵しているが、アルチュレル指揮のワルツ集は未入手だった。8曲から成るワルツ集は、T. ザンデルリンク盤(DG)と同内容で、DSCH社の新全集では「ステージ・オーケストラのための組曲第2番」とされているもの。いずれもソツのない演奏で、楽しんで聴くことができる。血沸き肉踊るような乱舞ではなく、わりと上品な仕上がりなので、これといったインパクトには欠けるところで好き嫌いが分かれるだろう。

音楽とは直接関係ないが、非常に面白かった本を紹介しておく。昨年の秋に出版された井上章一著『夢と魅惑の全体主義』(文春新書)は、そのテーマ設定の秀逸さに加えて、モダン派の建築家達がいかに社会と関わっていたのかという問題提起が大変興味深い好著であった。その中で引用されていたリシャット・ムラギルディン著『ロシア建築案内』(TOTO出版)を買ってみたのだが、これが抜群に面白い。もちろん、建築写真の数々を見るだけでも楽しいのだが、解説の密度の高さには感服する。ロシア=ソヴィエト文化に興味がある人には絶対お薦め。

夢と魅惑の全体主義 (文春新書)夢と魅惑の全体主義 (文春新書)
(2006/09)
井上 章一

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ロシア建築案内ロシア建築案内
(2002/11)
リシャット ムラギルディン

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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