未聴LP(1月分)

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  • カルロヴィチ:セレナーデ第2番、ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 ライスキ/ライスキCO (Poljazz PSJ 184 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第22番「バラード」、スヴェトラーノフ:祝典の詩 スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya 33 CM 03157-58 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:交響曲第27番 スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya C10-14677-78 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:弦楽四重奏曲第1&4番 タネーエフQ (Melodiya C10 20615 005 [LP])
  • ミャスコーフスキイ:弦楽四重奏曲第7&10番 タネーエフQ (Melodiya C1021431 002 [LP])
  • トゥリンドベリ:ヴィオリン協奏曲第1番、メリライネン:13人のための協奏曲 パロラ (Vn) アンゲルヴォ/オウルCO (Oulun Kamariorkesteri OKO LP 1 [LP])
Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.からLP6点が届く。

今回注文したショスタコーヴィチ関係の音盤は一点のみ。初めて聴いた演奏者だが、簡単なプロフィールはここで確認できる(ただしポーランド語)。時々思い切った表情が付けられてはいるものの、全体にあまり切迫感がなく、やや退屈な仕上がりである。録音のせいか、オーケストラの音色が痩せた電子臭のするものになっているのも残念。カップリングのカルロヴィチ作品も、平明な抒情が心地好いとはいえ、それほど面白くはなかった。

スヴェトラーノフ指揮の第22番は、既にYedangのCDで架蔵済み。わりとベタな節とありがちな展開を持った作品であるが、こういう曲こそスヴェトラーノフの威力が発揮される。伸びやかな歌と際限のない咆哮、そして節操のない耽溺。作品の魅力が十分に再現された名演といえるだろう。スヴェトラーノフの自作は、ミャスコーフスキイ以上にベタベタ。嫌いではないが、率直に言って冗長に感じられる。

それほど気に入ったわけでもないのに、今度はミャスコーフスキイの弦楽四重奏曲にも手を出してみることに。交響曲の27曲に比べると、弦楽四重奏曲は13曲ということもあって集めやすいだろうという、根拠のない全集癖は、もはや業。幸いにしてタネーエフQが全曲録音をしているので、それに限って集めれば重複しない上に、質的にも水準以上のものが保証されるだろう。ということで、まずは4曲(2枚)。正直なところ、どれもピンと来なかったが、中では第10番が面白かった。第7番も民謡風の主題を持った平明な作品であるが、響きが単調で内面の劇性に乏しいというか、それがミャスコーフスキイの様式であることはわかるものの、どうにも捉えどころがなく、聴いていて集中力が保てない。これは、4曲全てに言えること。第1番などはあまりに晦渋で、好んで聴けるようになるには腰を据えて努力する必要がありそう。

フィンランドの大物作曲家2名の作品を集めたアルバムは、間違って届いたもの。送り返したりするのも面倒なので、もうそのまま受け取ることにした(^^; トゥリンドベリは最初期のフィンランド人作曲家で、その作品様式は完全にウィーン古典派に準拠したものである。自身も優秀なヴァイオリン奏者だったようだが、この協奏曲も美しく気品のある佇まいが好ましい。ただ、特筆すべき個性はなく、彼の名前が長らく忘れ去られていたのも仕方のないことだろう。独奏VnのパロラはケラヴァQの第一Vnも務めていて、室内楽奏者としても活躍している。華やかさはないが、端正で落ち着いた美しさが素敵である。メリライネンは、長い間フィンランド作曲家協会の会長を務めた、フィンランド楽壇の大物作曲家である。代表作の一つである交響曲第3番と同じ1971年に作曲された本作は、線的な音の絡みが生み出す内省的な雰囲気が印象的。用いられている作曲技法等のわりに、さほど前衛性を感じない。全くの偶然とはいえ、たまにはこうした未知の領域に耳を傾けるのも良いものだ。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D. 作曲家_Myaskovsky,N.Y.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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