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HMV(通販)でお買い物(6月分)

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  • ショスタコーヴィチ:バレエ組曲第3番、チャイコーフスキイ:ロココ風の主題による変奏曲、弦楽のためのセレナード カンタ (Vc) キタエンコ/オーケストラ・アンサンブル金沢 (Warner WPCS-12031)
  • ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番、メイエル:ピアノ三重奏曲 アルカディア三重奏団 (Bella Musica BM 31.2415)
  • ラヴェル:ヘブライの歌、バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番、ラヴェル:2つのヘブライの歌 ヴィーダー=アサートン (Vc) フュルスト/シンフォニア・ヴァルソヴィア (RCA 88697 028292)
  • モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番、チャイコーフスキイ:弦楽四重奏曲第3番、 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番 アトリウムQ (EMI 7243 5 85638 2 5)
  • シェーンベルク:浄夜、ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 サンシャイン/カメラータ・トランシルヴァニカ (BMC CD 068)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第14番、ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 ヴィシネーフスカヤ (S) レシェティン (B) バルシャイ/モスクワ室内O、グラーチ/モスコヴィア室内O (Venezia CDVE 04256)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、B. チャイコーフスキイ:主題と8つの変奏 コンドラーシン/ドレスデン・シュターツカペレ (Profil PH06065)
HMVから6月注文分が到着。

「オーケストラ・アンサンブル金沢21」シリーズの中に、ショスタコーヴィチ作品を収録した一枚を見つけたので、注文。キタエンコにとって、バレエ組曲第3番は2回目の録音となる。こじんまりとまとまったアンサンブルは美しいが、やはり小編成のオーケストラでこの作品を聴くのは、率直に言って楽しいものではない。「ロココ」(独奏者はOEKの首席奏者)で顕著なように、室内楽的な繊細な求心性を重視したアンサンブルの完成度は高いものの、伸びやかで大柄な歌の魅力が後退しているのは残念。弦楽セレナーデも同様の演奏だが、この作品の場合はこういう方向性も悪くないだろう。

ピアノ三重奏曲第2番とチェロ・ソナタは、ショスタコーヴィチ作品の中でも特に未入手CDの数が多い曲である。これらのジャンルにとって、不可欠なレパートリーであることの証とも言えるが、正直、演奏内容は玉石混合(しかも、石の比率が高い)ということもあって、あまり触手が伸びない。今回購入したアルカディア三重奏団のアルバムも、蒐集上の義務感から注文した一枚である。わりとあっさりした演奏で、作品の巨大さよりは、颯爽とした格好良さが前面に押し出されている。解釈の方向性は悪くないが、ピアノが若干非力なこともあり、音楽の訴求力が弱いのが惜しい。もっとも、このアルバム最大の価値は、カップリングにメイエルのピアノ三重奏曲が選ばれていること。僕は初めて聴いた作品だが、ずっしりとした手応えのある印象的な曲であった。もっと大柄な表現力を持った団体の演奏でも聴いてみたい。

ヴィーダー=アサートンのアルバムは、ちょっと変わった構成。ユダヤつながりの選曲なのかもしれないが、バルトーク作品にしろショスタコーヴィチ作品にしろ、そもそもユダヤ的な側面が強調されているわけではなく、企画意図がはっきりしない。編曲物の中に、ショスタコーヴィチ作品が一曲だけ紛れ込んでいるのも、若干の違和感がある。さて演奏だが、やや渋めの心地好い音色で奏でられる歌は、それなりに魅力的。ただ、オーケストラと拮抗するには、いささか腕力不足の感が否めない。ラヴェル作品のようにオーケストラが伴奏に留まるものについては悪くないのだが、2つの協奏曲では、表現の幅が狭く、平坦な音楽に聴こえてしまうのが惜しい。

結成3年にして第9回ロンドン国際弦楽四重奏コンペティションの優勝団体となった、アトリウムQのデビュー盤。サンクト・ペテルブルク音楽院で、タネーエフQのチェロ奏者レヴィンソンに師事したとのこと。あまりロシア臭は感じられず、現代風に洗練された、インターナショナルな印象を受ける。アンサンブルの技術水準は非常に高く、実に清潔で澄んだ響きをもって上品にまとめられた音楽は、立派なもの。一見バラバラなようにも見える収録曲はいずれも、こうした彼らの魅力を余すところなく発揮するに相応しい選曲である。もっとも、聴き手に忘れ難い印象を残すまでには至っておらず、一層の表現力の獲得を今後に期待したいところ。

カメラータ・トランシルヴァニカという聞いたことのない団体の、二大名曲をカップリングしたありがちなアルバムは、実のところ全く期待せずに注文したのだが、これがなかなかの好演で嬉しい誤算だった。一聴して、落ち着いた音色で奏でられる気持ち良さそうな歌に惹かれる。ショスタコーヴィチでも、いたずらに深刻さを強調せず、終楽章のコーダでは、どこか希望の光が射すような雰囲気すら漂う。どちらかといえば「浄夜」向きの、やや軟派な音楽作りだが、(良い意味で)聴きやすい仕上がりである。

バルシャイによる交響曲第14番のモスクワ初演ライヴは、Russian Disc盤で既に所有しているのだが、カップリングは未聴だったので購入。そもそも単価が安いので、迷うことは何もなし(^^) モスコヴィア室内Oという、英語で見ると一瞬モスクワ室内Oかと間違ってしまう団体だが、さすがにそれほどの凄みはないものの、整然とよくまとまったごくオーソドックスな演奏である。ただ、あまり印象深くはない。もっとも、これはカップリングゆえに不利を被っている部分もあるのだろう。

コンドラーシンの第15番は、某誌に評が掲載予定なので、省略。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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