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「レニングラードの春」音楽祭のLP

  • J. S. バッハ:前奏曲 ホ長調、ニ短調、ハイドン:ピアノ・ソナタ第44番、モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番、シューベルト:即興曲 作品90-1、ショパン:ポロネーズ第3番「軍隊」、前奏曲第15番「雨だれ」、グリーグ:抒情小品集第3集より「春に寄す」、ショスタコーヴィチ:3つの幻想的な舞曲 グエッラ (Pf) (Educo 9565 [LP])
  • Concert of Russian Music(ショスタコーヴィチ:映画音楽「呼応計画」より「呼応計画の歌」他) ベラルスキイ (B) 不明 (Pf) (Artistic Enterprises B-109 [LP])
  • ティーシチェンコ:「スズダリ」、プリゴジン:弦楽四重奏曲第1番、スロニームスキイ:歌劇「ヴィリネヤ」より抜粋 コズィレヴァ (S) マヌホフ (T) タネーエフQ アブドゥラエフ/スタニスラーフスキイ・ネミローヴィチ=ダーンチェンコ記念音楽劇場 (Melodiya C10-04843-44 [LP])
先月分をようやく聴き終えたと思ったら、Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.から12月到着分が届いた。ショスタコーヴィチ作品は2枚のみ、それも小品が1曲ずつ。

まずは、「The Irl Allison Piano Library」というピアノ学習用の教材(?)と連動したアルバム。収録曲の間に演奏上の難易度以外の音楽的な関係はなさそう。いかにも模範演奏といった風情の丁寧な演奏ではあるが、全体に安全運転に過ぎるのがつまらない。ショスタコーヴィチの3曲目は、端正に弾き切ることを目指しているのだろうが、テンポは鈍重。

「Concert of Russian Music」は、ロシア歌曲の名曲アルバムみたいな内容かと想像したのだが、僕が収録曲で知っていたのは「呼応計画の歌」(本盤では「朝の光」と表記されている)と「暗い夜」だけ。雰囲気からすると流行歌の類が多いように思えるが、確証はない。甘く深い声質が、いかにもロシアン・ロマンスに相応しく、難しいことを抜きにして楽しめる。ただ、妙に人工臭のする録音には違和感がある。ちなみに、僕の手元に届いた盤は、レーベルが裏表逆に貼られていた。「呼応計画の歌」を知っていたからすぐにわかったが、もし何も知らない状態でこの音盤を聴いていたら、「『朝の光』というショスタコーヴィチの知られざる作品を見つけた!」なんてことになってたかも…(^^;

「レニングラードの春」音楽祭と表記されているアルバムは、何年に行われたものなのか、また録音はライヴか否かなど、曲名以外の詳しいことはさっぱりわからない。収録されている3名の作曲家は、全員、同世代のエヴラーホフ門下である。ティーシチェンコの作品は、歌(ソプラノとテノール)と室内アンサンブルのための連作歌曲といった感じ。曲名のスズダリ(Суздаль)とは、モスクワの東約200kmのところにある古都の名前。ロシア正教の教会を思わせる響きが印象的な作品である。おそらく、民間伝承の旋律なども取り込まれているのだろう。わりと前衛的な手法が多用されているせいか、ショスタコーヴィチの影はあまり気にならず、ティーシチェンコらしい思索的な雰囲気と響きが前面に押し出されている。プリゴジンの四重奏曲は、思いっきり現代音楽。それでも、旋律の断片らしきものが少なからず聴こえてくるところが、ソ連の作曲家らしい。多彩な響きを難なく再現していくタネーエフQの演奏も見事。スロニームスキイの歌劇からの抜粋も面白い。ただスロニームスキイについては、何が彼の特徴なのか、正直なところまだ掴みきれない。

この他、シチェドリーン作品が4枚届いているのだが、それはまた後日。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D. 作曲家_Tishchenko,B.I. 作曲家_Slonimsky,S.M.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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