【YouTube】ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番(ハンナ・チャン独奏)

今夜は、昨日と同じくプロムスでの演奏会から(ただし、2006年)、チェロのハンナ・チャンと尾高忠明/BBCウェールズ・ナショナルOという顔ぶれによる、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を聴く。

ハンナ・チャンにはEMIレーベルに同曲の正規録音(ライヴ)もあるが、解釈等に違いはない。ごくオーソドックスな音楽づくりで、技術的にも気になるような綻びはほとんどない。ただ、正規録音と同様に、腕力不足ゆえの音の荒さがどうにも不満。第2楽章などは、線が細いながらも伸び伸びとした素直な歌に好感が持てるのだが、両端楽章では妙に力任せになってしまい、音が悉く潰れている。第3楽章のカデンツァは、ごく無難に弾き切っているものの、彼女のファンには申し訳ないが、さして感心するところのない演奏であった。オーケストラもあまり巧くないのだが、尾高の指揮はリズム感が良く、オーケストラ全体に生命感が漲っていたのは高く評価すべきだろう。

第1楽章
第2楽章(1)第2楽章(2)
第3楽章第4楽章
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ハンナ・チャン (Vc) 尾高忠明/BBCウェールズ・ナショナルO (2006年)


同じ2006年のプロムス・ラストナイト(2006年9月9日)は、ショスタコーヴィチ生誕100年の記念年だったこともあってか、祝典序曲で始まった。お祭りムードが漂う開放的な演奏にはロシア風情が感じられないが、愉悦感に満ちた素直な音楽は、それだけで十分愉しい。指揮は、M. エルダー。

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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