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歌曲集3題


  • ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」よりアビガイッレのアリア(第2幕)「かつては私の心も喜びに満ちていた」、プッチーニ:歌劇「トスカ」よりトスカのアリア(第2幕)「歌に生き,恋に生き」、ベッリーニ:歌劇「清教徒」よりエルヴィラのアリア(第2幕)「あなたの優しい声が」、ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」よりアメリアのアリア(第3幕)「最後の願いを」、モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」よりフィオルディリージのアリア(第1幕)「岩のように、不動の岩のように」、チレア:歌劇 「アドリアーナ・ルクヴルール」よりアドリアーナのアリア「私は創造の神の卑しい僕」、ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」よりルクレツィアのアリア(第2幕)「彼は私の息子でした」、グリーンカ:「血には憧れが燃えさかり」「忘れない、あの美しいひととき」、ダルゴムィーシスキイ:「わが友よ、神は君を守ってくれる」「ギリシャの乙女」「果樹園」、バラーキレフ:「グルジアの歌」、グレチャニーノフ:「囚人」、リームスキイ=コールサコフ:「あなたにとって私は何でしょう」「グルジアの丘で」「遠い祖国の岸へ」「私は信ずる、愛されていると」、ショスタコーヴィチ:「プーシキンの詩による4つの歌曲」より第2曲、「プーシキンの詩による4つのモノローグ」より第3&4曲、ムーソルグスキイ:「おしゃべりかささぎ」、ラフマニノフ:「乙女よ、私のために歌わないで」、メートネル:「望みの日々も流れ去り」「イネジリヤよ、私はここに」「冬の夜」 H. ローレンス (MS) ステープルトン/ナショナルPO ロルトン (Pf) (Beulah 1-2RF5)
  • ショスタコーヴィチ:スペインの歌、ドルマトーフスキイの詩による5つの歌曲、ラフマニノフ:「息がつげるでしょう」(Op. 26-3)、「夜」、「キリストは立ち上がりぬ」(Op. 26-6)、「指輪」(Op. 26-14)、「私はあなたを待っている」(Op. 14-1)、「思い」(Op. 8-3)、「いや、お願い、行かないで」(Op. 4-1)、「おお、悲しまないで」(Op. 14-8)、「すべては過ぎ去り」(Op. 26-15)、「何という苦さ」(Op. 21-12)、「私の胸のうちに」(Op. 14-10)、「朝」(Op. 4-2)、「夢」(Op. 8-5)、「夜の静けさに」(Op. 4-3) オヤ (MS) ヴィニョールズ (Pf) (harmonia mundi HMC 907449)
  • ドヴォルザーク:「モラヴィア二重唱曲集」より「青くなれ」「慰め」「野ばら」、ミヨー:黒人女の歌、ブラームス:3つの二重唱曲、チャイコーフスキイ:「フランスの詩人による6つの歌曲」より「涙」、ストラヴィーンスキイ:「子供のための3つのお話」より「チーリン・ボン」、「4つのロシアの歌」より「異教徒の歌」、ショスタコーヴィチ:「ユダヤの民族詩より」より第1&2曲、流行歌:「Oh, pajarillo que cantas」、ガンディーニ:「プリンストンの思い出」、ラヴェル:「5つのギリシャ民謡」より「ピスタチオを摘む女たちの歌」「さあ、愉快に!」、フォーレ:「黄金の涙」「この地上ではどんな魂も」、B. ツィマーマン:「Why ever?」、ロペス=ブチャルド:「民謡のスタイルによる6つのアルゼンチンの歌」より「ビダーラ」 モク (S) モンカージョ (MS) ペレス (Pf) (Emergo EC 3922-2)
6月7日12日23日の続き。まとめ買いすると、どうしても未聴のまま積んでしまう。自分に鞭を入れるようにして、声楽作品のアルバム3枚を聴いた。

H. ローレンスという歌手の名は初めて聴くが、地道にキャリアを重ねてきた音楽家のようだ。この2枚組アルバムの1枚目は彼女がオペラ歌手としてその絶頂期にあった頃の録音(未発売)、2枚目はプーシキンの詩によるロシア歌曲を集めた最近(1999年)の録音である。1枚目は、僕がこの種の音楽にあまり興味がないこともあってか、それほど面白くはなかった。そもそも、ソプラノでありながら、彼女の声にはあまり華がない。一方、20年以上の時を経て、声域もメゾに変わってからのロシア歌曲の方は、それなりに味わい深くて楽しむことができた。“ロマンス”という語がしっくりくる感傷的な旋律が印象に残る歌が中心なので、いわゆるロシア色は薄いが、全体に漂う寛いだ渋みは悪くない。

イリス・オヤは、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団(ヒリヤーが常任指揮者兼芸術監督)の中心メンバーとのこと。ラフマニノフとショスタコーヴィチという取り合わせは珍しいが、ショスタコーヴィチの2曲はいずれも後期様式への過渡期(ちょうど、2番目の妻マルガリータと知り合う前後)のものでラフマニノフと並べても特に違和感はない。やや暗めの澄んだ声質が心地よく、一つ一つの言葉に丁寧に色をつけていくような歌い方がとても魅力的である。「スペインの歌」では彼女の声質が少しばかり暗過ぎるようにも思え、歌唱にも若干の堅苦しさが感じられるが、「ドルマトーフスキイの詩による5つの歌曲」は文句なしに素晴らしい。仄かに香るロシア情緒と、繊細で伸びやかな歌声とが、このめったに取り上げられることのない作品の魅力を余すところなく伝えてくれる名演である。

女声二重唱のアルバムは、そのジャケットからしてキワモノ感が全開。ライナーノーツを開けると、歌手の一人は古谷実の漫画に出てきそうな強烈な風貌で、不安感が一層煽られる。ところが演奏内容は、音盤を手に取った時の第一印象とは異なり、ごく真面目なもの。伸びやかさには欠けるが、丁寧な歌唱には好感が持てる。メゾのモンカージョとペレスがアルゼンチン出身ということもあってか、南の香り漂う選曲も面白い。中では、ミヨーの「黒人女の歌」が楽しく、そして美しい仕上がりで気に入った。アルゼンチンの作曲家は2人取り上げられているが、ガンディーニはピアソラ晩年の六重奏団のピアノ奏者ということで知っていたが、ロペス=ブチャルドは全くの初耳であった。軽くインターネットで検索してみたところ、中南米ピアノ音楽研究所というサイトの中で、紹介されていた(Carlos Lopez Buchardo)。ちなみに、ボブ・ツィマーマンという作曲家も知らなかったので検索したところ、オランダの声楽グループThe Gentsが2005年に来日した際、アンコールで歌った矢代亜紀の「舟歌」の編曲者として名前がヒットした。なんじゃそりゃ。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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