【YouTube】ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ガーネット独奏)

YouTubeで、またまたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番の動画を見つけた。今年(2009年)のエリザベート王妃国際音楽コンクール ヴァイオリン部門で第3位を受賞したイリアン・ガーネット(モルドバ)が、コンクールの本選で演奏した時の映像である。残念ながら第1楽章だけ見当たらなかったが、コンクールの公式サイトで入賞者の演奏(予選も含めて)は全て視聴できるので、興味のある方はそちらを。

率直に言って、技術面だけ見れば第3位でも甘過ぎるくらい。ただ、濃厚で幾分粗野な味わいのある情感は、コンクールの枠を超えた魅力を持つ。テンポは技術面での減点を避けたが故の安全運転なのかもしれないが、それが粘り気のある歌い回しの濃さを強調する結果となったことが、ガーネットが成功した要因なのだろう。技術面でさらに洗練されれば、個性的な一流奏者としてブレイクするかもしれない。

第2楽章第3楽章(1)
第3楽章(2)第4楽章
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ガーネット (Vn)、G. ヴァルガ/ベルギー国立O
(2009年5月 エリザベート王妃国際音楽コンクール)


「Ilian Garnet」で引き続き検索すると、同曲を故郷で演奏した際の映像も見つけることができた。演奏時期からすると、コンクールへと旅立つ直前に行われた一種の壮行演奏会のようなものかもしれない。第2楽章が全部収められているとはいえ、両端楽章は見当たらず、第3楽章も消化不良な断片でしかないが、上述したコンクール本選での演奏に比べるとかなり大人しく、いわゆる優等生的な演奏であり、言うまでもなく、面白いのは断然コンクールの方である。

第2楽章第3楽章途中~第4楽章冒頭
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ガーネット (Vn)、Mihail Agafita/モルドバ国立PO
(2009年4月10日)
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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