【YouTube】ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品

ショスタコーヴィチ初期の前衛的な作風を代表する作品11は、近年とみに演奏機会が増えているようだ。YouTubeにも、同曲の動画が複数アップされている。音楽祭のような機会で取り上げるには、演奏時間も盛り上がり方もちょうど良いのだろう。ザグレブ国際室内楽フェスティヴァルでのライヴ映像は、演奏の質だけでなく動画の質も良いので、一聴(一見?)の価値がある。

前奏曲スケルツォ
ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品
Susanna Yoko Henkel, Michael Barenboim, Nicola Birkhan, Stefan Milenkovich (Vn)
Tomoko Akasaka, Guy Ben-Ziony (Va) Giovanni Sollima, Monika Leskovar (Vc)
(2008年 ザグレブ国際室内楽フェスティヴァル)


この作品は、弦楽合奏の形で演奏されることも少なくない。編曲は、演奏団体がそれぞれの事情に合わせて行うことが多いようで、室内交響曲(弦楽四重奏曲第8番)のバルシャイ版のように一種の権威があるスコアが存在しているわけではない。動画だと、パートの割り振りを視覚的に確認できるので、面白い。まずは、小編成(5-4-3-2-1)の演奏から。トゥロフスキイ/イ・ムジチ・ド・モントリオ-ルといえば、Chandosレーベルにおけるいくつかのショスタコーヴィチ録音で馴染みのある名前だが、おそらくはこの曲を演奏する機会も多いのだろう。アンサンブル自体はあまり洗練されていないのだが、音楽の運びには安定感がある。

ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品
トゥロフスキイ/イ・ムジチ・ド・モントリオ-ル(2006年11月)


最後は、より大きな編成(上記のほぼ2倍)での演奏。指揮のコチャノフスキイについては、2009年9月2日の記事でショスタコーヴィチの交響曲第9番の動画を紹介したことがある。前奏曲が少々薄味に過ぎる気もするが、オーケストラの優れた機能性が十分に発揮された快演と言ってよいだろう。

ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品
コチャノフスキイ/サンクト・ペテルブルク・カメラータ(2006年5月7日)

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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