【YouTube】ショスタコーヴィチ:交響曲第6番(ビシュコフ/キタエーンコ指揮)

YouTubeには、ショスタコーヴィチの交響曲第6番の全曲映像が2種ある。どちらもショスタコーヴィチの交響曲を得意のレパートリーとしている指揮者だけに、質の高い演奏が繰り広げられており、一聴の価値がある。

まずは、ビシュコフ/ケルンWDR SOの演奏から。このコンビのショスタコーヴィチは、CD以外にも第7番の来日公演の映像や、2009年5月6日の記事で紹介した第5番の動画(現在は、削除されている)で観たことがあり、視覚的にはそれらと特に異なる印象はない。ただ、管楽器のソロなどでその奏者だけがクローズアップ(?)される演出については、少々わざとらしい気がして煩わしい。ビシュコフにしては割と洗練された味わいがあり、音楽のしなやかさが際立っているのが面白い。第2楽章だけは焦点が定まらない感じで惜しいが、両端楽章は雄弁でありながらも落ち着いた音楽が繰り広げられている。管楽器(特にホルン)の音色が堅いものの、オーケストラは水準以上の内容で健闘している。

第1楽章(1)第1楽章(2)
第2楽章第3楽章
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
ビシュコフ/ケルンWDR SO(2006年 ケルン・フィルハーモニー)


もう一つは、交響曲全集も録音しているキタエーンコの指揮による演奏。録音と同様の大柄な演奏だが、オーケストラの陽性の音色が影響してか、嫌みのないスケールの大きさを感じさせて好ましい。第3楽章などは鈍重になりかねないテンポ設定ではあるが、オーケストラの持つ自然に湧き立つような賑やかさがそれを補って余りある。

第1楽章(1)第1楽章(2)
第2楽章第3楽章
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
キタエーンコ/ミラノ・スカラ座O
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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