【YouTube】ピアソラ&バートン

2009年12月23日の記事で紹介したピアソラとミルバのアルバムを聴いてからというもの、久し振りにピアソラ熱がぶり返したようで、あれこれ引っ張り出して聴き直している。ただ、机に向かって何となく聴きたい時には、やはりYouTubeが手軽で面白い。サイトにアップされている動画の全てを丁寧に網羅したわけではないが、気になった動画をいくつかピックアップして紹介していきたい。

まずは、1986年の夏にイタリアで行われた「ラヴェンナ・ジャズ」でピアソラとゲイリー・バートンが共演した時の映像から。ピアソラの登場と共に始まる「アディオス・ノニーノ」から、スピーチをはさんで、バートンとの共演が5曲収録されている。この顔合わせでは、同時期(1986年7月17日)にスイスの「モントルー・ジャズフェスティヴァル」でのライヴを収録したアルバム『THE NEW TANGO』が名盤として名高い(ピアソラ本人は、その出来に満足していなかったようだ)が、この映像でも同様に高水準の演奏が繰り広げられている。

なぜか白黒の上に画質も劣悪なのだが、ミルバとの来日公演と同様にピアソラ晩年の輝きを収めた貴重な動画である。上述したアルバムとは曲順が異なる他、キンテートのみによる「アディオス・ノニーノ」が収録されている一方で、「オペレーション・タンゴ」と「天使の死」(アンコール?)は収録されていない。映像が欠落しているだけなのか、当日は演奏されなかったのか、その辺りの詳細は分からない。

どこか気だるさを感じさせるような幻想的な雰囲気に加え、内面の燃焼度の高さも感じさせる素晴らしい演奏である。なお、この動画は“リクエストによる埋め込み無効”なので、以下にリンクを張っておく。
この顔合わせには、モントルーのわずか10日後の1986年7月27日に、わが国の山口県下関で行われた「マリンピアくろいジャズフェスティバル」に出演した際のテレビ映像もある。映像の中では「天使の死」と記されているが、実際には「ヌエボ・タンゴ」である。残念ながら途中でカットされているが、上記映像と聴き比べしてみるのも一興だろう。YouTubeにもニコニコ動画にも同じものがアップされているので、どちらでもお好きな方を。なお、この動画の素性については、斎藤充正氏のブログ「tangodelog」の2009年12月6日の記事)に詳しい。

Nuevo Tango
「マリンピアくろいジャズフェスティバル」(1986年7月27日)


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theme : ワールド・ミュージック
genre : 音楽

tag : Tango_Piazzolla,A.

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プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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