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リヒテルのキエフ・ライヴ

  • リームスキイ=コールサコフ:歌劇「ムラダ」より「貴族たちの行列」、交響組曲「シェエラザード」・スクリャービン:法悦の詩 スヴェトラーノフ/ロンドンSO、ソヴィエト国立SO (BBC Legends BBCL4121-2)
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ(抜粋)、グリーグ:ピアノ協奏曲、シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、3つのピアノ小品より リヒテル (Pf) トゥルチャク/ウクライナ国立SO (tnc Recordings CD-H1469-70)
先週は月曜日から木曜日まで、農業土木学会出席のために那覇市まで出張。沖縄は初めてだったが、想像していたよりも食べ物が美味しくて大満足。島らっきょうの天ぷらが忘れられない。金曜日と土曜日も何かとバタバタしてたのと、何となく疲れていて全く音楽どころではなかった。日曜日には、エキストラ出演する宝塚市交響楽団の練習で、レスピーギの「ローマの松」とムーソルグスキイの「展覧会の絵」を弾いてきた。しばらく音楽から遠ざかっていたこともあり、精神的なコンディションは最悪な部類。楽器を行きつけの楽器屋へオーバーホールに出していたのが土曜日にできあがったばかりで、本当はそれも色々と確認したかったのだが、それどころではなかった。とはいえ、引き受けた以上はきちんと弾かないと。特に問題なのは「ローマの松」。曲そのものに、どうしても身体が適応しない感じ。スヴェトラーノフ盤しか聴いたことがないのが原因か?ま、この曲の音盤を聴き比べしようとも思わないが。

さて、出張前に買い込んでいたディスクを聴いた。「シェエラザード」のスヴェトラーノフ盤はEMIからスタジオ録音が出ているが、このライヴ録音はそのきっかけとなったものらしい。「貴族たちの行列」から完全にスヴェトラーノフ節。LSOもその泥臭い音楽を存分に楽しみながら、引き締まった集中力を持って演奏に臨んでいる。いかにも大柄な音楽だが、聴き手がこの作品に期待するものに余すところなく応えてくれている。もっとも、かぶとやま交響楽団の編成では真似できるようなものじゃないけど。それより、凄いのはやはり手兵とやった「法悦の詩」。全然好きな曲ではないが、こういう演奏をナマで聴かされたら、そりゃやみくもに興奮するわな、といった感じ。スヴェトラーノフの魅力が全開。

リヒテルがキエフで行ったライヴの音源がtnc Recordingsというレーベルからまとまって出たのは結構前のことだったようだが、Tower Recordsで、しかも分売で入手できるようなったということで、ショスタコーヴィチ作品が収録されている2セット(Volume9&10とVolume15&16)を購入した。今日はVolume9&10を聴いた。どの曲においても、リヒテルのコンディションは素晴らしかったようだ。1963~1964年ということで、ある意味でリヒテルの絶頂期でもある。ベートーヴェンやグリーグは、(録音のせいもあるかもしれないが)音がきつい印象も残ったが、シューベルトは実に素晴らしい。音楽的には完璧と言って良い部類に入るのではないか。お目当てのショスタコーヴィチも、文句なし。技術的な精度も凄いが、音楽的な完成度もまた驚異的。なるほど、Philips盤の超名演と同じ年のライヴなのね。収録曲も7曲に及び、とりあえずは満腹。大好きな第15番はやはり巨大な演奏で、演奏後に収録されている拍手に合わせて、思わず僕も拍手してしまった。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏家_Svetlanov,E.F. 演奏家_Richter,S.T.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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