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【YouTube】バンドネオン奏者、ピアソラ

これまでキンテートやコンフント・エレクトロニコのようなアンサンブルの映像を紹介してきたが、今回はピアソラ個人が独奏者として演奏している映像をいくつか紹介してみたい。

まずは、1971年にイタリアの「Senza Rete」というテレビ番組で、オーケストラ伴奏の「ブエノスアイレスの夏」を演奏している映像。この詳細については、斎藤充正氏のブログ「tangodelog」の2009年11月26日の記事)に詳しい。

ベースラインが軽いせいか、オーケストラの響きがイージーリスニング風の当たり障りのないものなのが不満ではあるが、それも織り込み済みのアレンジなのだろう。ピアソラの生気に満ちた存在感は抜群で、なかなか見応えがある。

Verano porteño
1971年


オーケストラ伴奏の映像には、80年代前半と思われる時期のものがニコニコ動画にアップされている。バンドネオン協奏曲は第1楽章のみ、プンタデルエステ組曲も第1曲のみなのが残念だが、同じコンサートで収録されたと思われるこの映像は、特にプンタデルエステ組曲の自作自演映像が他にないようなので、とても貴重である(そもそも録音ですら、まともな状態のものは遺されていない)。上述したイタリアでの映像に比べると、オーケストラのフィーリングがはるかに上等で、動画の品質は優れないながらも、見逃すわけにはいかない映像と言ってよいだろう。





1月10日の記事で紹介した短編映画『キンテート』の1年前(1966年)に、同じマウリシオ・ベルー監督が制作した短編映画『愛しのバンドネオン』の中で、ピアソラがコビアンの「私の隠れ家」をバンドネオン独奏している映像もYouTubeにアップされている。曲よし演奏よし。“リクエストによる埋め込み無効”なので、こちらから動画にアクセスしてください。

ニコニコ動画には、「Adios Nonino」のバンドネオン独奏の映像もある。こちらは演奏もさることながら、映像の雰囲気がとても良い。



最後に、バンドネオン二重奏が中心となっている曲の映像を。最晩年のセステートによる「Preludio y Fuga」で、長大なPreludioの部分がビネリとの二重奏である。複雑で晦渋な、決して分かりやすい音楽世界ではないが、人生の最期まで新たな可能性を探求し続けたピアソラの姿は胸を打つ。

Preludio y Fuga
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theme : ワールド・ミュージック
genre : 音楽

tag : Tango_Piazzolla,A.

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プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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