リヒテルのキエフ・ライヴ2

  • ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第1&2番、リスト:詩的で宗教的な調べ(抜粋)、アヴェ・マリア、フランク:前奏曲、コラールとフーガ、ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ、シマノフスキー:ピアノ・ソナタ第2番 リヒテル (Pf) ボロディンQ バシメート (Va) (tnc Recordings CD-H1469-70)
昨日に引き続き、リヒテルのキエフ・ライヴを。こちらは1982年ということで晩年といって差し支えないだろうが、いずれも技術的な不満は全く感じられない。より包容力のある豊かな音楽に圧倒される。どの曲も素晴らしい出来で、個別にコメントしようとしても同じような言葉しか出てこない。あえて気に入ったものを挙げるとすれば、フランクとシマノフスキーかな。どちらの曲もリヒテル自身が高く評価していたもので、その言葉を裏付けるような演奏と言えるだろう。ドヴォルザークも、おおらかで抒情的な雰囲気がなかなか。ショスタコーヴィチは同時期のYedang盤とほとんど同じ印象。名演だと思うが、やっぱりバシメートは粘着質過ぎて好みではない。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 演奏家_Richter,S.T. 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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