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【YouTube】シニートケ:合奏協奏曲第2&6番

架蔵しているシニートケ作品の音盤は数えるほどしかないが、交響曲と合奏協奏曲は、タイトルに番号が入っているせいだろうか、妙に欠番が気になったりする。合奏協奏曲の中で一度も聴いたことがなかった2曲が、都合の良いことにYouTubeにアップされていたので、手始めにこれらから聴き始めることにする。

第2番は、学生時代に京大生協(西部講堂の横にあった店舗)のCDコーナーで見かけて買おうかどうしようか散々迷った挙句に購入を見送って以来、どうも縁の薄い作品である。余談だが、僕が入学した当時の京大生協のCDコーナーは、今は亡き新世界レコード社の帯がついたMelodiya盤やOlympia盤が数多く並んでいて、街中のCD屋とは一線を画した充実の品揃えだった。教養時代の吉田キャンパスの生協には、書籍の「品揃え要求カード」という、とりあえず店頭に並べてもらって中身を確認してから購入できる、素敵なシステムもあった。「中國武術大全(民明書房)」なんてふざけた要求を出した学生もいたのも、懐かしい想い出だ(あの頃は、『魁!!男塾』が流行っていた)。

話を戻そう。シニートケの合奏協奏曲には、独奏者の名技を際立たせる協奏曲的な要素よりは、全体が一つの合奏体となっているような室内楽的な要素が強いように感じられる。独奏が活躍する華麗な印象を持つ第2番も、曲の終わりに向けて収斂していく様は密度の高い室内楽そのもの。錯綜した音楽を的確にまとめあげるギーレンの手腕はさすが。テツラフとシフの独奏には仄かな甘さが漂っていて、作品の抒情的な特質が自然に表出されている。

第1楽章第2楽章
第3楽章第4楽章
シニートケ:合奏協奏曲第2番
テツラフ (Vn)、シフ (Vc)、ギーレン/バーデン=バーデン・フライブルクSWR SO
(1993年8月28日 クンストハウス、ルツェルン)


第2番の鮮烈さの前では、第6番はいかにも地味だ。ただ、僕はこういう音楽が好きだったりもする。冒頭からのピアノ・ソロなどは技術的な難易度が高いように見受けられるが、それでいてオーケストラに埋没?同化?してしまっている辺りに、シニートケが合奏協奏曲という形態で実現しようとした響きの真骨頂があるようにも感じられる。クレーメルらの演奏は、もちろん素晴らしい。

(1)(2)
シニートケ:合奏協奏曲第6番
クレーメル (Vn)、アウエルバッハ (Pf)、クレメラータ・バルティカ
(2004年10月 モスクワ)
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Schnittke,A.G.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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