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布施明の「オーボエ奏者の特別な一日」

  • 布施 明(歌):ア・カペラ、オーボエ奏者の特別な一日 (zetima EPDE-1092)
  • ベートーヴェン:交響曲第2番(1973年)、交響曲第5番(1986年) ケーゲル/ライプツィヒ放送SO (Weitblick SSS0027-2)
土曜日(19日)に、三谷幸喜のミュージカル「オケピ!」のWOWWOWで放映された東京公演の千秋楽生中継の録画を見た。オーケストラの知人に「オーボエ奏者の特別な一日」がいいよ、と紹介されたのだが、このビデオが妻の実家にあったので見せてもらったもの。劇としてのまとまりよりは、断片的なエピソードの絡み合いの妙を楽しむといった感じか。出演者のキャラクターに依存している部分も大きいが、特に布施明は歌も演技も極めて重要な位置を占めていた。率直に言って、この「オーボエ奏者の特別な一日」も含めて服部隆之の音楽自体はさして素晴らしいとは思わない。もちろん、三谷幸喜の詩が歌にし辛いという側面もあるのだろうが。だが、そうした音楽上の問題を一切感じさせないどころか、何度繰り返し見ても惹きつけられてしまう布施明の歌と演技には、ただただ脱帽。CDでは同じように感動できないが、「世界中の父親が100回唱えるなら…」のくだりは涙なしに聴くことができない。娘なんて持つもんじゃないね(笑)。「ア・カペラ」は、昨年末のNHK紅白歌合戦で全出演者中一番の名唱として印象に残っていた曲。カラオケ用に仕込んでおくとするか。

何気なくCD棚を眺めていて、しばらく聴いていなかったケーゲルのベートーヴェンを取り出した。オーケストラの力量もあってか、ケーゲルのライヴ録音の中で傑出した一枚と言うわけにはいかないが、それでも筋の通った構成感はそれだけで気持ち良い。引き締まった低弦の音色や鋭くも華やかな金管の響きは、いつもながらのケーゲル節。第2番は少し前にかぶとやま交響楽団の第25回定期演奏会で弾いたばかりだが、少々冗長な印象は免れないものの、留まることのない抒情と情熱の奔流が実に魅力的な作品だと、改めて思った。

今朝、京都大学音楽研究会の大先輩であるTさんからメールが届いていた。ユーリ・ノルシュテインのアニメーション映画「話の話」で使われている「疲れた太陽」というタンゴが気に入ったので、MIDIを作ってみたとのこと。この曲、ニキータ・ミハルコフの「太陽に灼かれて」でも使われていた30年代のソ連で大流行したもののようだが、映画のサントラ盤を含めて2種類くらいしかCDが見当たらない。「話の話」はDVDになっているので、早速購入して観てみようと思う。しかしこの曲…クセになるわ…
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theme : 心に沁みる曲
genre : 音楽

tag : その他_三谷幸喜 作曲家_Beethoven,L.v. 演奏家_Kegel,H.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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