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【YouTube】シニートケ:室内オーケストラのための音楽/ピアノと弦楽のための協奏曲

1965年の東ドイツ訪問の際に初演された「室内オーケストラのための音楽」について、シニートケは『シュニトケとの対話』(春秋社, 2002)の中で、ごく簡単に「僕はすぐにそれを不良品として排除しました」とだけコメントしている。ウェーベルン風の凝縮された音楽だが、よくある現代作品といった風情で、個性的な要素には欠ける。“不良品”とまでは思わないが、シニートケ自身が満足できなかったとしても不思議ではない。

イヴァーシキンによる演奏は、作曲者に対する尊敬の念が感じられる誠実なもの。

シニートケ:室内オーケストラのための音楽
イヴァーシキン/Studio for New Music ensemble (2009年11月7日 モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール)


ピアノと弦楽のための協奏曲は、傑作が目白押しの1970年代後半の作品群の中でも、ひときわ美しい、そして演奏頻度も高い、名作である。クライマックスへと向かう息の長い盛り上がりは暴力的な狂気を感じさせるが、その狂気の怖いまでの美しさがとても印象的だ。

この作品を得意にしているリュビツカヤは、巨匠ソンデーツキスの名サポートを受けて、持てる表現力を存分に発揮している。聴き手を音楽に縛り付けてしまうような、とても立派な演奏である。

シニートケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
リュビツカヤ (Pf)、ソンデーツキス/モスクワ音楽院SO (2009年12月1日 モスクワ音楽院大ホール)
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Schnittke,A.G.

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プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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