【YouTube】ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番(リハーサル)/交響曲第6番(第3楽章)

エヴィアン音楽祭(ロストロポーヴィチの娘エレーナが音楽監督としてクレジットされている)の記録映像あるいはプロモーション映像と思われるものが、YouTubeにアップされていた。オープニングとエンディングはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番であり、ツィンマーマンとのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の場面から始まるものの、映像の大部分はショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番である(最後に、交響曲第10番のフィナーレが少しだけ流れる)。

リハーサルやインタビューで特別印象的な言葉が聞かれる訳ではないが、異様に力の入った演奏に、今は遠い昔となったショスタコーヴィチの時代の残滓を感じる。ツィンマーマンのヴァイオリンが鮮やか過ぎるほど鮮やかなので(メンデルスゾーンの粒立ちの良さは尋常でない)、ロストロポーヴィチの衰えが痛々しいほどだが、それも含めて聴き手に強く訴えかける演奏だっただろうことが窺える。

Part 1Part 2
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番のリハーサル風景
P. ツィンマーマン (Vn)、ロストロポーヴィチ (Vc)、カシオーリ (Pf)
(エヴィアン音楽祭 1998年7月15~25日))


ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプールPOのコンビは、Naxosレーベルでショスタコーヴィチの交響曲シリーズを進行中だが(現在のところ第11番、第5&9番、第8番)、彼らの映像がアップされていた。

冒頭にロイヤル・リヴァプールPOのロゴが入ることから、おそらくはオーケストラが公式に公開している映像なのだろう。画質も良好。ただ、なぜか正面からの映像が傾いているのが気になる。

颯爽としたテンポで突き進むペトレンコの音楽は、とても気持ちのよいもの。しかしこの曲では、オーケストラの技量不足を無視できない。何かと“惜しい”映像だ。

ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 第3楽章
ペトレンコ/ロイヤル・リヴァプールPO(2010年4月)
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

comment

Secre

No title

ピアノトリオ2番の貴重な録画有難うございます。以前にBS2で見たカシオーリの鋭いピアノが入っているのも興味深い映像でした。
ペトレンコという若手指揮者は2006年1月にサンクトペテルブルグのマールイホール(ショスタコーヴィチのカルテットそれにベートーヴェンのミサソレムニムスの初演のホール)でたまたま聞きましたのでうれしい映像です。その時は以前にも書きましたがショスタコーヴィチVn協奏曲第一番がチャイコフスキーに変更されてがっかりしたことがありました。その時彼がその言い訳を長々と述べていました。後の曲はロッシーニ「泥棒カササギ」序曲、ストラヴィンスキー、「ブルチネルラ」でした。

Re: No title

YouTubeは確かに玉石混淆ではありますが、マメにチェックしていると、こういう貴重な映像が少なからず、しかも結構高い頻度で見つかるのが嬉しいですね。ただ、致し方のないこととはいえ、どれか一つの楽章だけでもフルで収録されているとよかったのですけどね。

ペトレンコは、いかにも新しい世代の指揮者といった感じですね。清潔なバトンテクニックに、理路整然とした構成が卓越している印象を受けます。果たしてそれがショスタコーヴィチ“向き”かどうかは別にして、彼のショスタコーヴィチ演奏は注目に値すると感じています。
プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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