スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グリーンカの管弦楽曲集/スターンらによるモーツァルトのディヴェルティメント

  • グリーンカ:スペイン序曲第1番「アラゴンのホタ」、スペイン序曲第2番「マドリードの夏の夜の思い出」、カマーリンスカヤ、幻想ワルツ、歌劇「ルスラーンとリュドミーラ」より「チェルノモール行進曲」、「東洋の踊り」 スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Victor VIC-5055 [LP])
  • モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント スターン (Vn) ズーカーマン (Va) ローズ (Vc) (CBS 76381 [LP])
  • 陝甘寧辺区革命民歌五首(「我らの領袖、毛沢東」、「レッド・リリーが深紅に咲き輝き」、「軍民大生産」、「翻身道情(解放の喜び)」、「労働者と農民は武装した」) 王淑徳 (歌) 陝西省歌と踊りのアンサンブル (中国唱片 M-917 [10"mono])
大学時代からずっと使っているアンプの右チャンネルから、音が出なくなった。過去に数回、同様の症状で修理に出しているので、ほぼ間違いなくリレーを交換すれば済むだろうと、近所の電気屋に持って行った。ところが、部品がなくなったので修理不能ということで返ってきてしまった。入門機レベルのアンプで、しかも運良く型落ちの展示品処分で格安で購入したものなので、十分に元は取っているのだが、それなりに評価の高いアンプだけに、そのまま捨ててしまう気にもなれない。諦めきれずに色々調べてみたら、リレーの接点を掃除すれば治る可能性が高いことが分かり、ダメ元で早速分解してみた。

特に苦労することもなく、驚くほどあっさりと、わずか数十分の作業で見事に復活。20年近く使ってきた機械を、むざむざ粗大ゴミにせずに済んでよかった。バブル期ならではの贅沢な作りの機械だけに、今では同じ値段を出しても同等の機械はおそらく手に入らないだろう。安物ではあるが、これからも大事に使っていきたい。

しかし、発売から10年を軽く超えた機械の部品が用意できないのは仕方ないにしても、ロクに電子工作などしたこともない素人が簡単にできる掃除すらできないサービスセンターなんて……

さて、アンプが治ってスピーカーから音が出るようになったので、6月25日の記事7月3日の記事および15日の記事の続きを。今回訪れたディスクユニオンお茶の水クラシック館のアナログレコードのエサ箱には、残念ながらそれほど目ぼしい音盤は見当たらなかった。結局、3枚を確保。

まずは、グリーンカの主要な管弦楽曲を収めた一枚。おそらくはCD化もされているのだろうが、普段は全くフォローしていない作曲家なので、その辺りの情報は持ち合わせていない。知らない曲は、どのフォーマットで所有するかよりも、とにかく聴いてみることを優先しているので、中古LPで安く入手できるのはありがたい限り。旋律の断片に聴き覚えがある曲ばかりだが、改めて全曲を通して聴いてみると、楽曲自体にはそれほどロシア臭が感じられる訳ではない。わずかにロマン派的な響きが感じられる以外は、ロシア風の旋律が少しばかり印象的な、ごく普通の古典派の作品ばかりである。この録音を聴いて「ロシア的」と感じる要因のほとんどは、スヴェトラーノフ率いるソヴィエト国立SOによる。こういう“ロシアの音”は、いつ頃、どのような影響下で形成されたのだろうか?その辺りの演奏史が明らかになっているのであれば、知りたいものだ。



モーツァルトのディヴェルティメントは、弾くのも聴くのも大好きな作品である。スターンお気に入りのメンバーを揃えた録音は、本格的にクラシック音楽を聴き始めた頃に愛読していた大木正興・大木正純著の『室内楽名曲名盤100』(ON BOOKS, 音楽之友社, 1983)に挙げられていたことで記憶はしていたが、今まで全く縁がなかった。廉価でエサ箱に放り込まれているのを見つけ、すぐに確保。乾いた録音のせいで彼らの音に艶が感じられないのは残念だが、音の強さと旺盛な表現意欲が、スピーカーから生々しく伝わってくる。ズーカーマンのヴィオラにあと一歩の深い響きが欲しいところだが、どこかリラックスした“ゆるい”雰囲気が、聴き手の周りに穏やかな空間を作り出してくれる。



琴線に触れるレコードは他に見つからなかったが、2枚だけというのも寂しかったので、何かのネタにでもなればと、ふと目に留まった中国の革命歌のアルバムも購入してみた。自宅に帰ってから調べてみると、アルバムの表題にある「陝甘寧辺区」(センカンエイ‐ヘンク)とは、日中戦争中に中国共産党が陝西省北部、甘粛省および寧夏省東部に作った抗日運動の拠点とのこと。「翻身道情(解放の喜び)」などは、おそらく日本からの“解放”を歌ったものなのだろう。正直なところ微妙な気分だが、歌詞がさっぱり分からないのは不幸中の幸いとでもいったところか。A面は歌入り、B面は器楽のみ(カラオケ?)で同じ5曲が演奏されている。曲調も響きも、いかにもな中国風なので、お好きな方なら十分楽しめるだろう。僕には喧し過ぎるので、余程のことがなければお蔵入りになるとは思うが。

スポンサーサイト

theme : クラシック
genre : 音楽

comment

Secre

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
カテゴリ
タグツリー
★ トップ(最新記事)
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
人気記事ランキング
RSSリンクの表示
リンク
音盤検索
HMV検索
検索する

音楽関係のブログ(リンク・更新状況)
PopUp WikipediaⅡ
記事中の気になるキーワードをマウスで選択してください。Wikipediaからの検索結果がポップアップ表示されます。
Wikipedia
developed by 遊ぶブログ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。