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「死の歌と踊り」

  • ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番 ツィマーマン (Pf&指揮) ポーランド祝祭O (DG 289 459 684-2)
  • ムーソルグスキイ:「展覧会の絵」(ラヴェル編)、「死の歌と踊り」(ショスタコーヴィチ編)、「ゴリツィン公の出発」(歌劇「ホヴァーンシチナ」より)、荘厳行進曲(「カルスの奪回」) アルヒーポヴァ (MS) スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立SO (Melodiya SUCD 10-00139)
  • ムーソルグスキイ:「死の歌と踊り」(ショスタコーヴィチ編)、チャイコーフスキイ:交響曲第5番 コチェルガ (B) アバド/ベルリンPO (Sony SRCR 9633)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 バルシャイ/ユンゲ・ドイチェPO&モスクワPO団員 (BIS CD-515)
この週末は、楽器を弾きっ放し。土曜日(26日)は昼過ぎにamazon.co.jpから「きりのなかのはりねずみ」の絵本と高畑勲著の「話の話」の解説本が届いたので、子供と一緒にノルシュテイン作品集を鑑賞。夕方からかぶとやま交響楽団の練習で協奏曲とアリアの伴奏をした後、知人らと午前1時過ぎまで酒宴。帰宅後、レンタルビデオ屋で借りた「太陽に灼かれて」(ミハルコフ監督)を少し見た。タンゴ「疲れた太陽」は実に心に響く曲だ。映像も奇妙なまでの美しさを持っているし、子役(ミハルコフ監督の愛娘らしい)が何ともかわいらしい。

翌日曜日(27日)は、朝から宝塚市交響楽団の第36回定期演奏会に出演。プログラムは、レスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲」(これは団員のみによる演奏ということで降り番)、同じくレスピーギの交響詩「ローマの松」、ムーソルグスキイ(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」、そしてアンコールにエルガーの「威風堂々第1番」という超重量級のもの。僕の普段の音楽活動ではまず実際に演奏する側に立つことのない曲ばかりなので、今回エキストラとして呼んでいただいたことに感謝したい。精神的のみならず肉体的にも疲労する演奏会の後で、昨日に引き続きかぶとやま交響楽団の練習に直行。こちらは、モーツァルト、メンデルスゾーン、ショパンといった作曲家の曲ばかりなので、違った意味での精神的な疲れが… 最後は文字通り疲労困憊。もう若くないのね。

先週購入して大変気に入ったツィマーマンのショパンを聴く。あらためて、オーケストラパートの雄弁さに感心。一体どれだけ練習したのだろうか。これは、単に音楽的あるいは技術的能力という言葉だけで片付けては失礼な、実に傑出した仕事だと思う。

昨日の演奏会本番で「展覧会の絵」を弾きながら、ラヴェルのオーケストレイションは本当に天才的だと思いつつも、原曲の持っているロシアの響きとは異質な作品に仕上がっていることを、肌で感じることができたのは大きな収穫だった。で、スヴェトラーノフだったらこの編曲でもロシア魂を炸裂させることができるだろうか、ということで1974年のスタジオ録音を。結論を言えば、ロシアン・サウンドには満足したが、やはり原曲の世界には迫り得ていないと思った。それだけ、ラヴェルの個性が凄いということでもあるのだろうが。スヴェトラーノフの演奏は正調ロシア節とでもいった感じで、このコンビに対して多くの聴き手が期待するものは十分に満たされるだろう。ただし、プロムナードをはさみながら、多彩な曲が並ぶこの作品の論理性はあまり感じられない。それよりも、1989年のライヴ録音である残りの曲目が素晴らしい。アルヒーポヴァの深く豊かな暗い声で歌われる「死の歌と踊り」は絶品。オーケストラは、ムーソルグスキイのロシアの響きをごく自然に奏でている。

国内盤フル・プライスで買ったにもかかわらず、ほとんど聴いていないアバド盤の「死の歌と踊り」を思い出して聴いてみた。コチェルガは素晴らしいのだが、意志のないアバドの伴奏には大いに不満が残る。ショスタコーヴィチが丹念にスコア化した響きが引き出されることなく、ピアノ伴奏並みの色彩感のなさ。アバドにとってベルリン・フィル時代とは何だったのだろう?チャイコーフスキイについては、特にコメントするようなことはない。

ここのところショスタコーヴィチの交響曲第7番を色々と聴き直しているが、今日はバルシャイのBIS盤を。オーケストラには若干物足りなさもないわけではないが、何より共感に満ちたテンションの高さが胸を打つ名演。バルシャイの解釈自体は特別個性的なものではないが、単に生真面目なだけではない彫りの深さがある。指揮者バルシャイとしては、ソ連時代も含めて最高の1枚と言って差し支えないように思われる。旧選集の楽譜にある誤植もきちんと修正されている。ただ、終演後に沈黙があってそれから拍手が起こるというのは、録音上の演出なのかもしれないが、この曲にふさわしいとは思わない。『証言』には色々書いてあるが、あのコーダで熱狂しないっていうのは、どう考えたって不自然でしょ。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Mussorgsky,M.P. 演奏活動_かぶとやま交響楽団 演奏活動_宝塚市交響楽団 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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