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ショスタコーヴィチ:交響曲第10番(P. ヤルヴィ指揮)/交響曲第13番(フェドセーエフ指揮)

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第10番、トルミス:序曲第2番 P. ヤルヴィ/シンシナティSO (Telarc CD-80702)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 アレクサーシキン (B) フェドセーエフ/モスクワ放送SO (Relief CR991081)
11月24日および27日の記事の続き。今回もまた、“ついで”に購入した音盤である。

パーヴォ・ヤルヴィといえば今や、注目される若手でも、高名なネーメ・ヤルヴィの息子でもなく、実力派の中堅として衆目の一致するところだが、意外にもショスタコーヴィチの交響曲の録音は初めてである。いかにも現代のショスタコーヴィチ解釈で、思い入れの込められた仰々しい表現は一切聴かれない。時に陽気ですらある推進力に満ちた音楽は、“ソ連の作曲家”ショスタコーヴィチではなく、“20世紀の古典”ショスタコーヴィチとでもいった風情である。僕にはあっさりし過ぎていて物足りないが、典型的な21世紀のショスタコーヴィチ演奏と言ってよいだろう。

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一方、フェドセーエフの「バービイ・ヤール」は、極めて個性的な演奏である。テンポの扱いが独特で、早めのin tempoで颯爽と突き進むかと思えば、スコアにはない大胆なアゴーギクをつけてみたり、時には思い切りルバートをかけて気の済むまで歌い込んでみたりする。“交響曲”というよりは“歌曲集”といった風情の、実に自由な解釈である。ショスタコーヴィチ本人は間違いなく眉を顰めるだろうが、これはこれで面白いことも事実。アレクサーシキンも、こういう解釈でしかなし得ないような踏み込んだ表現を聴かせている。オーケストラは相変わらず良い響きだが、ライヴ収録のためか、Vnソロなどが“ヘタウマ”に感じられるのは、正直なところ微妙。

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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