シェバリーン、カバレーフスキイ、スヴィリードフ

  • シェバリーン:ヴァイオリン協奏曲、ホルンと管弦楽のためのコンチェルティーノ ジューク (Vn) アファナーシエフ (Hr) アラノーヴィチ、アノーソフ/モスクワ放送SO (Melodiya D 015389-15390(a) [LP])
  • カバレーフスキイ:ピアノ協奏曲第2&3番 フェーリツマン (Pf) カバレーフスキイ/ソヴィエト国立SO マンスーロフ/モスクワPO (Melodiya 33 C 10-08015-16(a) [LP])
  • スヴィリードフ:R. バーンズの詩による歌、シェイクスピア組曲より第4、1曲 ヴェデールニコフ (B) ナウーモヴァ (Pf) (Melodiya 33CM 02251-52 [LP])
久し振りにArs Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.で買い物をした。ここのところ、ショスタコーヴィチ関連の音盤にめぼしい出物を見つけることができず、カタログも雑に斜め読みする程度だったのだが、今回は不思議と目に留まる音盤が何枚かあり、しかもその全てを入手することができた。

まずは、シェバリーンの協奏曲集。どこか近代フランス音楽のような響きながらも、嫌味を感じさせない民族臭が漂う音楽は、なかなか魅力的である。大作ヴァイオリン協奏曲は、地味ながらも技巧的な聴かせどころに不足せず、奏者にとっては相当の難曲と思われる。ただ、幾分の冗長さは否めず、初演者ジュークの快演をもってしても途中で退屈する瞬間があるのは残念。その点で、簡潔にまとめられたホルン協奏曲には不満がない。アファナーシエフによる典型的なロシア流儀の吹奏も、哀愁を帯びた曲調に相応しい。


フェーリツマンによるカバレーフスキイのピアノ協奏曲集は、第3番はCDで架蔵済みだが、第2番が曲自体初めて聴くもの。これぞ社会主義リアリズムといった、わかりやすく歌謡的なメロディーラインが民族的な明るさを湛えたリズムにのって、華麗で技巧的なパッセージに彩られながら展開していく構成には、ある種の潔さすら感じる。こういう音楽は、余計なことを考えずに音の奔流を愉しむに限る。


ヴェデールニコフで聴くスヴィリードフには、これぞソヴィエト歌曲の真髄と呼ぶに相応しい貫禄がある。ネステレーンコのどこか気取った格好よさとは異なる、田舎臭い鈍重さがたまらなく魅力的。このアルバムに収録された歌曲はいずれも初期の明朗な曲調の作品だが、簡潔に並べられた音と音との間の雄弁さは、いかにもスヴィリードフらしい。


あと3枚届いているのだが、それはまた後日。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shebalin,V.Y. 作曲家_Kabalevsky,D.B. 作曲家_Sviridov,G.V.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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