未聴LP(7月分)

  • ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガより第20、4、24、13番 バケーエヴァ (Org) (Melodiya 33D-23613-4 [10" mono])
  • ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番 ルドルフ・シュルツQ (Urania URLP 7040 [LP])
  • メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲、ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品 ヴューラー八重奏団 (Da Camera Magna SM 92810 [LP])
  • ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ、プロコーフィエフ:チェロ・ソナタ ヤニグロ (Vc) ヴォルマン (Pf) (Westminster XWN 18791 [LP])
Ars Antiqua / Mikrokosmos Mail Order Co.からの、7月到着分を聴く。いつも通り、ショスタコーヴィチ関係ばかり。

24の前奏曲とフーガからの4曲をオルガンで演奏したアルバムは、オルガンならではの雰囲気がなかなか面白い。第20番と第4番は曲想との相性も悪くないので、こういうのも良いと感じさせてくれる。ただ、響きが混濁してしまうのは致し方なく、第24番と第13番では音楽の明晰さが損なわれてしまったことは否めない。

ルドルフ・シュルツQによる弦楽四重奏曲第2番は、1952年にリリースされたもの。針音が盛大に入っていて盤の状態はあまり良くないが、演奏そのものは至極まっとうなもの。この作品が持つ泥臭いロシア情緒は後退しているが、端正なフレージングと堅実な演奏技術でしっかりとまとめあげているところに好感が持てる。

ヴューラー八重奏団という団体も初めて聴いたが、線は細いものの、正攻法な音楽作りは悪くない。ショスタコーヴィチ作品でも乱れることなくきっちりとまとめあげていることは評価に値するだろう。ただし、聴き手に与える印象はそれほど強くない。メンデルスゾーンの第1楽章で繰り返しをしていないのは、個人的にがっかり。あの1カッコがいいのに。

ヤニグロのチェロ・ソナタも1959年にリリースされた古い録音で、演奏そのものもどこか古き佳き時代を感じさせるような、穏やかで郷愁に満ちたもの。ただしこれは、本アルバムに収録された作品とは異質なもので、曲を聴くという点では大いに不満が残る。もっとも、チェロ自体は技術的にも音楽的にも安定している。どちらかと言えば、プロコーフィエフのソナタの方が合っている。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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