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新旧ショスタコーヴィチ

  • ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ メルニコフ (Pf) (harmonia mundi HMC 902019.20)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 バーンスタイン/ロンドンSO (idéale audience 3085318 [DVD])
HMV ONLINEの新春セールで2点を購入した。1回の購入点数は少ないのだが、ここのところ頻繁に荷物が届くので、どうも家人の印象は芳しくないようだ。

メルニコフの「24の前奏曲とフーガ」が素晴らしいという評価は、リリースされて間もなくあちこちで目にする機会があった。ここのところ新譜に飛びつく意欲がめっきり衰えたせいで、こうした話題盤すら買いそびれている始末。セールで少し安くなっていることもあり、今回はこの音盤を購入することにした。

演奏時間の関係でCD1には第1~12番、CD2には第13~23番が収められ、第24番だけがCD3に収録されている。その代わりに、メルニコフのインタビューを収録したDVDがその裏面に焼き付けられているという、変則的なディスク構成。インタビューに日本語字幕/吹き替えは残念ながらないが、それほどややこしい話をしている訳ではないので、大意を掴むのにそれほど苦労はしないだろう。なお、「仙台単身赴任生活」というブログの2011年4月18日のエントリーに、このインタビューの抄訳がまとめられている。

作品の成立背景に政治的な要素がない作品ということもあって、メルニコフの語る内容もその音楽的な側面に終始している。そして演奏もまた、自然体で響きやリズムの美しさや面白さを感覚的に追求した、軽やかで伸びやかな仕上がりになっている。技術水準の高さに加え、各曲の構造が明快に整理されていることで、作品の透明感が滑らかで自然に表出されている。生誕100年を経過し、ショスタコーヴィチも歴史上の大作曲家の一人となったことが実感される、音楽的な純度の高い名演である。

HMVジャパン


バーンスタインによる交響曲第5番の映像は、「アート・オブ・コンダクティング」というドキュメンタリーに一部が収録されていたものの全編である。こちらは、同時代の共感と思い入れに満ちた、かつての熱演。情念の流れが絡み合い、深く混濁していく音楽の作りは、ショスタコーヴィチよりもバーンスタインの体臭を強く感じさせるが、その解釈の完成度は高い。ボーナス映像のリハーサルは、短いながらも見応えがある。

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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