今頃になって2月末の買い物録

  • 古い行進曲・ワルツ集(イズマイロフスキー近衛連隊行進曲、1815年のパリ行進曲、てき弾兵行進曲、郷愁、空中戦隊行進曲、歴史的行進曲、静かなる湖上で、ちぎれし弦、白昼夢、メランコリー、悲しき夜、運命) ナザロフ、セルゲーエフ/ソヴィエト国防省吹奏楽団 (Melodiya CM 03211-12 [LP])
  • ムーソルグスキイ(ショスタコーヴィチ編):歌劇「ボリース・ゴドゥノーフ」 ライチェフ/パリ・オペラ座O他 (Dreamlife TE-S160 [LD])
  • モーツァルト・エディション第11集(リタニア、ヴェスペレ、オラトリオ、カンタータ他) (Philips 464 870-2)
この年度末は、珍しく出張が続いた。会議で東京に行ったついでに、空き時間で神保町を散策。お決まりのコースに従い、古賀書店をチェック(『証言』のドイツ語版を購入)した後、新世界レコード社を覗いた。雑然とロシア系の物産品が並べられている様子は、これはこれで楽しい。子供のお土産にチェブラーシカの塗り絵と、何となく目に留まったLPを一枚購入。ソヴィエト国防省吹奏楽団による、あまり聴く機会のない作品集だが、どこか安っぽい感傷が漂うワルツと、独特の重量感と無機質感のある行進曲のどちらも、その筋の方にはたまらない雰囲気に満ちている。

あまり時間がなかったので、神田古書センタービルの裏手にある、ササキレコード社を数年ぶりに物色して今回の散策は終わりにした。わりと適当に小品を眺めていただけだが、「ボリース・ゴドゥノーフ」のショスタコーヴィチ版唯一のLDを発見。かつて店頭では16,800円という高額で売られていたために貧乏学生には手が出ず、そのまま入手難になってしまっていたもの。今回は約半額の8千円で購入。オペラにはあまり親しんでいないために演出の良し悪し等についてはよくわからないが、ここに収録された1980年パリ・オペラ座での公演は、ボリショイ風の壮麗さとはまた別の、近代的な煌きを感じさせる舞台がなかなか面白い。演奏も優れたもので、ムーソルグスキイの音楽世界が見事に描出されている。それだけに、ショスタコーヴィチ独特のオーケストレイションが効果的で、この版の特徴と魅力を知るに十二分な内容を持っている。DVD化が期待される。

モーツァルトの宗教曲を集めたBOXも、ようやく完聴した。興味津々だったのはフリーメイソン関係の一枚(CD 11)だが、案外普通の美しい曲ばかりで拍子抜け。他の作品も、もちろん素敵な音楽で、十分に美しく達者な演奏なのだが、先のケーゲル担当分のように新たな発見をすることはなかった。ちょっと残念。
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Mussorgsky,M.P. 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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