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メルニコフのショスタコーヴィチ

  • ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番、ヴァイオリン・ソナタ、ピアノ協奏曲第1番 メルニコフ (Pf) ファウスト (Vn) クルレンツィス/マーラーCO (harmonia mundi HMC 902104)
本年2月の来日公演で演奏した24の前奏曲とフーガの全曲が絶賛されたメルニコフだが、ピアノ協奏曲2曲にヴァイオリン・ソナタを収めた2枚目のショスタコーヴィチ・アルバムもリリース直後から各方面で好評を博している。海外盤に遅れること半年ほどで国内盤もリリースされたが、そこに簡単な解説を書かせて頂いた。

同じ内容を繰り返すことは避けるが、本盤に聴かれる演奏は、まさに現代的なショスタコーヴィチである。メルニコフのピアノは24の前奏曲とフーガ(1月26日のエントリー)での独奏と同様に、アーティキュレイションの処理においても打鍵やペダルの処理においても明晰さが際立ち、いわば離散的に音を積み上げることでショスタコーヴィチ作品の持つ連続的なドラマトゥルギーを見事に構成している。ピアノ協奏曲ではクルレンツィスの熱いうねりが、ソナタではファウストの冷ややかな透明感が、いくぶん陽性なメルニコフの響きに色を添えている。

本盤は、ショスタコーヴィチの演奏解釈が演奏流儀の変遷に伴って新しい局面へ完全にシフトしたことの、最良の証左である。

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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