オムスク・ロシア民謡合唱団

  • Omsk Russian Folk Choir パンチュコフ/オムスク・ロシア民謡合唱団 (Melodiya C 01709-10 [LP])
昔のメールを整理していたら、とある方から頂いたショスタコーヴィチの作品104-2の合唱曲の録音がCD化されているとの情報が記されたメールが目に留まった。当時もすぐに各方面に捜索の手を伸ばしたのだが、ちょうど新世界レコード社閉店の時期に重なったこともあり、結局見つけられず仕舞いだったことを思い出した。今回、これも何かの縁だろうと再び検索してみたら、当該CDは見つからなかったものの、同曲が収録されたLPを見つけることができた。

収録曲は以下の通り:
【Side-A】
  1. Иртыш, иртыш (Irtysh, irtysh)
  2. Весняночка (Sping song)
  3. Сибиряка узнают издалека (You know a Siberian from AFAR)
  4. Песня женщины (Woman's song)
  5. Заставил меня муж (My husband told me)
  6. Заалела зоренька (Dawn)
  7. Лирические страдания (Lyric laments)
【Side-B】
  1. Светят звезды (Stars shine)
  2. Я верю, ты придешь (I beleive you'll come)
  3. 若い私を(ショスタコーヴィチ編)
  4. На калине белый цвет (White blooms on the Guelder-rose)
  5. Ленок (Flax)
  6. Рябинушка (Rowan-tree)
  7. Кукушка (Cukoo)
  8. Светит месяц (Moon shine)

演奏団体を考えるとシベリア地方の民謡を集めたアルバムなのだろうと推察されるが、和文タイトルすら分からない曲ばかりで、いわゆる「ロシア民謡集」では括れないローカル色の強い内容である。したがって、クラシック音楽の範疇で批評することに、それほどの意味はないだろう。少し鼻の詰まったような発声は、中国や朝鮮半島の民謡を想起させたりもし、極東ロシアの民族音楽を知るという点では、申し分のないアルバム。

ショスタコーヴィチ編曲の「若い私を」も、ショスタコーヴィチ臭は全くしない代わりに、シベリアの粗野で素朴な雰囲気に満ち溢れている。この楽曲をショスタコーヴィチが編曲した経緯は明らかではないが、シベリア生まれの父ドミートリイ・ボレスラーヴォヴィチなど、自身のルーツに思いを至らせて引き受けた仕事だったのかもしれないと、この演奏を聴きながら夢想するのも楽しい。


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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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