とりとめのない買い物録

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第6番、チャイコーフスキイ:交響曲第6番 M. ヤンソンス/バイエルン放送SO (BR Klassik 900123)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ハイティンク/ロンドンPO (London Philharmonic Orchestra LPO-0034)
  • ロシア・ソ連の作曲家によるピアノ音楽のアンソロジー第1集(ミャスコーフスキイ:ピアノ・ソナタ第3番、ハチャトゥリャーン:トッカータ、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲、フレーンニコフ:5つの小品、3つの小品)ファヴォリン、ムンドヤンツ、コロベイニコフ、フレーンニコフJr (Pf) (Melodiya MEL CD 10 01963)
  • ライヴ・フロム・ザ・ルガーノ・フェスティヴァル2013(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、チェロ・ソナタ第2番、レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ、リスト:悲しみのゴンドラ、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ、ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)、ドビュッシー:小組曲、オッフェンバック(グリグオーリ編):パリの喜び、サン=サーンス:動物の謝肉祭) アルゲリッチ、ピエモンテージ、J. マルグリス、モンテーロ、マルトン、トマッシ、グリグオーリ、ステッラ、ジルベルシュテイン (Pf) R. カピュソン、A. マルグリス、バラーノフ、M. グートマン (Vn) チェン (Va) マイスキー、G. カピュソン、ドブリュ (Vc) ファゴーネ (Cb) ルッツ (Fl) ジュフレーディ (Cl) ディ・トラパニ (Perc) スダーン/スイス・イタリア語放送O (Warner 0825646312207)
  • ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 75周年記念ボックスセット第3巻 1983-2007(ベートーヴェン:交響曲第9番、R. シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」~第13場、モーツァルト:レクイエムより、ミサ曲 c-moll「大ミサ曲」より、シューベルト:スターバト・マーテル g-moll、ブルックナー:テ・デウム、ショスタコーヴィチ:交響曲第1&5番、交響曲第14番) ポップ (S) マレイ (MS) ロルフ・ジョンソン (T) パーペ (B) ロンドン・フィルハーモニーcho ロット (S) M. ジョージ (B) イーグレン (S) レンメルト (A) ヴァン・デル・ヴェルト (T) ムフ (B) リンツ・モーツァルトcho モノガローヴァ (S) レイフェルクス (Br) テンシュテット、ヴェルザー=メスト、マズア、ユロフスキ/ロンドンPO (London Philharmonic Orchestra LPO-0099)
HMV ONLINEから荷物が届いた。いずれも旧譜ばかり。

M. ヤンソンスのライヴ録音は、まさに横綱相撲といった感じの堂々たる演奏。いずれの楽章も落ち着いたテンポでじっくりと表現されており、豊かな内容を持った音楽に仕上がっている。とはいえ、かつての「巨匠」然とした演奏とは異なり、終始淀みのない音楽の流れが特徴的で、味わい深くも颯爽とした感情の起伏がこれらの曲目に相応しい。熱狂的ではないが、高揚感のある熱い演奏である。

HMVジャパン

ハイティンクの第10交響曲といえば、コンセルトヘボウ管とのライヴ録音(Q Disc 97014)が凄まじい演奏だったが、このロンドンPOとのライヴ録音はその1年後のものである。全編に漲る熱気と壮大な構成感は、この録音でも同様で、オーケストラの響きや技術的な精度こそ若干劣るものの、Q Disc盤が現時点では入手難であることを考えると、強く推薦するに値する。ハイティンクの真価を存分に味わうことのできる一枚である。

HMVジャパン

Melodiyaレーベルの「ロシア&ソヴィエトの作曲家によるピアノ音楽のアンソロジー」というシリーズの第1巻には、ソ連音楽界の第1世代の作曲家の作品群が集められている。世界初録音となるフレーンニコフの作品以外は、既に評価の確立した有名曲ばかり。若手演奏家達による、丁寧に弾き込まれた勢いのある演奏が楽しい。

全30巻を予定している本シリーズには、やはり「知られざる作曲家」「知られざる作品」こそを期待したいところで、実際、そのような路線のリリースが続いているようだが、その点ではこの第1集の目玉はフレーンニコフ作品ということになるのだろう。しかしながら、彼の初期作品ということもあって、ショスタコーヴィチやミャスコーフスキイの亜流のように聴こえる箇所も多く、それほど興味を惹かれることはなかった。

HMVジャパン

アルゲリッチが中心となって開催されているルガーノ音楽祭のライヴ録音は、毎年コンスタントにリリースされ続けており、その豪華な顔ぶれだけでなく、意欲的で面白い収録曲の多彩さでも注目に値するアルバムであり続けている。私はショスタコーヴィチ作品が収録されている年の物のみ購入しているのだが、2013年盤は未入手だったのでオーダー。

G. カピュソンによるショスタコーヴィチのチェロ・ソナタは、非常に均整のとれた美演。気負いのない寛いだ雰囲気が心地よく、また作品に相応しい。単なる伴奏に留まらない存在感をもったピアノも悪くない。現代の範たる演奏と言ってよいだろう。

その他の収録曲も全て、同様の高い水準のものばかり。R. カピュソンの弾くレスピーギのヴァイオリン・ソナタは、初めて聴いた曲ということもあって、とりわけ印象に残ったが、年齢を全く感じさせないアルゲリッチはもちろんのこと、それ以外の奏者も皆立派な演奏を繰り広げており、内容の詰まったアルバムである。

ただ、このルガーノ音楽祭、存続が危ぶまれる情勢とのこと(こちらの記事参照のこと)。アルゲリッチを聴くという意味ではヴェルビエ音楽祭などもあるのだが、せっかくのイベントがつまらない理由で立ち消えにならないことを願う。

HMVジャパン

ロンドンPOの75周年記念ボックスは、同団の自主制作盤4枚を紙箱に納めたもの。この第3集をオーダーしたのは、ショスタコーヴィチの交響曲が2枚含まれていたからで、マズア盤は既に単独で架蔵済み(2005年5月20日のエントリー)だったのだが、ユロフスキの第14番が目についたからである。ところが、何とも間抜けなことに、これもまた既に架蔵済みであった。2012年8月1日のエントリーを見ると、「ロンドン・フィルPOのBOXセットに収録されていたことは分かったが、単独でリリースされていた形跡がほとんど見当たらない。余程売れなかったのだろうか、かなりネガティヴな意味でのレア・アイテムなのかもしれない。」ということで、全く印象に残らなかったのだろう。本ブログの本来の目的である「備忘」が全く達成されていない。もっとも、今回改めて聴き直し、そこまで悪い演奏ではないような気もした。

結局、初めて耳にすることになったのは、テンシュテット指揮の「第九」と、ヴェルザー=メスト指揮の宗教曲集の2枚。後者は面白い選曲ではあるが、端正で美しいものの、それ以上の感情表現に不足し(宗教曲とはいえ)、全体に物足りなかった。テンシュテットのベートーヴェンは、同じ顔合わせのマーラーなどと同様、金管楽器と打楽器が刺激的かつ切実に響く。今では聴くことのなくなった往年の演奏スタイルによるベートーヴェンを、懐かしみつつ堪能した。

HMVジャパン
スポンサーサイト

theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

comment

Secre

プロフィール

Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
カテゴリ
タグツリー
★ トップ(最新記事)
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
人気記事ランキング
RSSリンクの表示
リンク
音盤検索
HMV検索
検索する

音楽関係のブログ(リンク・更新状況)
PopUp WikipediaⅡ
記事中の気になるキーワードをマウスで選択してください。Wikipediaからの検索結果がポップアップ表示されます。
Wikipedia
developed by 遊ぶブログ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター