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ディスクユニオンのオンラインショップを初利用

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 アシケナージ/NHK SO (Decca UCCD-1191)
  • ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1&2番 G. カピュソン (Vc) ゲールギエフ/マリイーンスキイO (Erato 0825646069736)
  • シューマン:幻想小曲集、ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、ドビュッシー:チェロ・ソナタ、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ガベッタ (Vc) グリモー (Pf) (DG 479 0090)
  • J.S.バッハ:フランス組曲第4番、トッカータ 嬰ヘ短調 BWV 910、平均律クラヴィーア曲集第1巻より前奏曲とフーガ第1~5番、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガより第14、1、3、18番)、J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲より第18&19変奏、スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ハ長調 L.104、プロコーフィエフ:10の小品より前奏曲、 シューマン:「ウィーンの謝肉祭の道化」より間奏曲 ニコラーエヴァ (Pf) (Meloclassic MC 1019)
  • ラヴェル:弦楽四重奏曲集、ドビュッシー:弦楽四重奏曲集、ラヴェル:序奏とアレグロ 東京Q ゴールウェイ (Fl) ストルツマン (Cl) リッチャウアー (Hp) (RCA 09026 62552 2)
セールの案内メールが届いたので、初めてディスクユニオン・オンラインショップを利用してみた。以下、全て中古盤。

まずは、アシュケナージによる交響曲全集の購入漏れ分。これで、残すは第13番だけとなった。第4番にはロイヤルPOとの旧盤があったが、全集にはこの再録盤が収められている。旧盤はこの交響曲の旋律面を滑らかに浮かび上がらせた非常に聴きやすい演奏だったが、本盤はその路線をさらに究めたまろやかな音楽に仕上がっている。N響も世界水準の美しい音を出していて、この作品が持つ尖った支離滅裂さが受け入れられない聴き手にとっては、あるいはベストに推される演奏かもしれない。しかしながら、第4番をこのように奏でてしまうと、第3番と同種の冗長さが際立ってしまい(特に第3楽章)、曲の面白味が一方的に減じる結果となっているように、私には感じられる。聴き手の嗜好によって大きく評価が分かれるだろう。


G. カピュソンとゲールギエフによるショスタコーヴィチのチェロ協奏曲集は、第2番のみ初出で、第1番はゲールギエフの映像全集(2016年8月28日のエントリー)に収録されているものと同じ演奏である。第1番は、木の香りがするような男臭い音色の魅力を存分に披露しつつ、落ち着いた足取りながらも力強さと諧謔味に不足することのないバランスのとれた佳演。ツボを押さえたオーケストラの絡みも素晴らしい。一方の第2番は、まるで別人の演奏のように冴えない。技術的な破綻こそないものの、独奏はともかく、オーケストラには巧さを感じることがない。全体に集中力にも欠け、終始散漫な印象が否めない。第3楽章冒頭のホルンに象徴されるように、聴き手が期待するツボで悉く肩透かしを食らう感じ。


ガベッタとグリモーのデュオ・アルバムは、ややとりとめのない選曲だが、いずれも好きな作品ばかりである。冒頭のシューマンは、よく歌うガベッタの魅力が発揮された素敵な演奏。グリモーのピアノも清潔なロマン情緒に満ちていて好ましい。だが、次のブラームス以降は、低音の響きに広がりが感じられないチェロの音色に不満が募るばかり。おそらくは録音に問題があるのだろうが、この音ではチェロの魅力が全く伝わらず、ただただ薄味で耳ざわりの良い旋律が流れるだけ。ショスタコーヴィチのソナタは再録音だが、旧録に比する存在意義を見出すことはできない。


ライプツィヒで行われた1966年のバッハ音楽祭におけるニコラーエヴァのライヴ盤は、バッハとショスタコーヴィチという、彼女の得意とするプログラムである。状態がよほど良かったのか、技術面の瑕疵がほとんど感じられない上に、音楽的な密度の高さがずば抜けている。内なる熱気を孕んだ濃密な音楽は、ライヴならではのもの。冒頭のフランス組曲から、ノルシュテインのアニメーション「話の話」で印象的に流れるモーツァルトのピアノ協奏曲第4番のような濃厚なロマンティシズムに惹き込まれる。バッハとしては今や受け入れ難い演奏様式には違いないが、それでもなお、強い説得力を持つ魅力的な演奏である。ショスタコーヴィチにはこうした違和感は勿論なく、スケールの大きな造形と、繊細な音部の弾き分けとが両立した深い音楽に仕上がっている。4曲のアンコールでは、シューマンがとりわけ印象的だった。


意識している訳ではないのだが、ここのところ東京Qの録音を手に取る機会が多い。今回も、ドビュッシーの弦楽四重奏曲を漫然と検索していたら見つけたのが本盤。やはり、ウンジャン時代がこの団体の絶頂期だったのだろうとの感を新たにした。個々の楽曲の解釈等については好き嫌いはあるだろうが、個人の独奏であっても“カルテットの音”がする境地に達した団体は、技術的水準がめっぽう高い現在においても、そうはない。ラヴェルの序奏とアレグロで、煌びやかな管楽器に導かれて入ってくる弦楽四重奏の音は、身震いがするほど美しく、凄い。

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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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