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遅ればせながら、明けましておめでとうございます

  • Where are You,my Brothers? フヴォロストーフスキイ (B) オルベリアン/モスクワ室内O他 (Delos DE3315)
  • ショスタコーヴィチ:歌劇「カテリーナ・イズマーイロヴァ」 アーロノヴィチ/モスクワ放送SO (Moscow Studio Archives MOS 19063)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 フェドセーエフ/モスクワ放送SO (Moscow Studio Archives MOS 19063)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 カエターニ/ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディSO (Arts 47667-2)
  • ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番 アルゲリッチ (Pf) デュトワ/モントリオールSO (EMI 7243 5 56798 2 6)
  • ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番 ツィマーマン (Pf&指揮) ポーランド祝祭O (DG 289 459 684-2)
  • グリーグ:ピアノ協奏曲、シューマン:ピアノ協奏曲 E. ギレリス (Pf) ベリルンド/フィンランド放送SO、ヴェルビツキィ/ソヴィエト国立SO (Triton DIBC-38006 [DVD])
  • ショスタコーヴィチ:交響曲集 ケーゲル/ライプツィヒ放送SO (Weitblick SSS0040-2)
明けましておめでとうございます。新年早々、色々と雑事に追われている。ま、このご時世、仕事があるというのは大歓迎すべきことなわけで。仕事ではないが、『レコード芸術』誌2004年2月号の特集「リーダーズ・チョイス」の中で、「究極のコレクターたちの2003年」ということで、小文を掲載していただくことになった。“究極のコレクター”と言われるような珍品蒐集をしているわけではないので、ごくごくありふれた名盤のみを並べてみた。既に書店には並んでると思うので、店頭で気が向いたらちらっと目を通してみてください。

昨年末(前回)の「覚え書き」にも書いたフヴォロストーフスキイのソ連流行歌集、完全にハマった。『レコード芸術』誌で見かけたと書いたが、どうやらTower Recordsのフリーペーパー『musée』の店員によるレビューとの勘違いだったようだ。いずれの曲も芸術性が高いとはさすがに言い難いものの、情感溢れる懐の深い旋律は、理屈を超えて聴き手の心を強く揺さぶる。収録曲は以下の17曲:
  1. 遠い祖国の歌
  2. 暗い夜
  3. 士官のワルツ
  4. 戦友よ、君はいずこに
  5. On a nameless hill
  6. Soldiers are coming
  7. 壕舎の中で
  8. 誓いの石
  9. カチューシャ
  10. Cossacks in Berlin
  11. 私のモスクワ
  12. 前線の運転手の歌
  13. 満州の丘に立ちて
  14. 淋しいアコーディオン
  15. The last battle
このリストの内、曲名を英語標記してある曲が、このアルバムで初めて聴いたもの。ほとんどは知っている曲だったので、赤軍合唱団やウチョーソフなどによる時代の雰囲気に満ちた演奏と聴き比べをすることができた。編曲・歌唱ともに総じて格調の高い仕上がり。ドライブする時には手放せない一枚。

昨年最後の買い物を、年明けしばらく経ってようやく聴いた。まずは、アーロノヴィチ指揮による歌劇「カテリーナ・イズマーイロヴァ」。1976年のライヴ録音で初出。この時期にこの歌劇がソ連国外で上演され、しかも熱狂的な反応で迎えられていたことがわかるだけでも歴史的な音盤ということができるだろうが、演奏そのものもなかなか立派なもの。イタリアのオーケストラが、見事なまでにロシアの響きを奏でている。歌手陣も発音はやや不明瞭ながら全体に水準が揃っていて安心して聴くことができる。決して巧いタイプの演奏ではないが、ライヴならではの高揚感もあってこの作品の魅力を存分に味わうことができる。録音は特に良いわけではないが、聴き辛いほどではない。

フェドセーエフによるショスタコーヴィチの交響曲第10番の旧盤は、意図せぬダブり買い。Relief盤のことは記憶していたのでそれと違う年代の録音だということは店頭でこの盤を見てすぐに確認できたのだが、旧盤ということで念頭に浮かんだのは交響曲第8番のみで、第10番のことは全く思い出しもしなかった。レコードコレクターとしては、様々なレーベルやジャケットを全て蒐集すべきなのかもしれないが、ショスタコーヴィチでそんなことをしていたら、とんでもない蒐集量になってしまう。まぁ、その前に破産するでしょうが。それはともかく、演奏は極めて秀逸。活きの良い推進力が圧倒的な迫力を持って、作品の内容を余すところなく伝えてくれる。

カエターニのショスタコーヴィチは先に入手した交響曲第5&6番のアルバムも素敵な仕上がりだったが、それより若干収録が古い第7番を昨年末に入手。ようやく聴いた。演奏の傾向としては先のリリースとそう大差はない。よく歌う、それでいて決して感情にのみ流されない節度を持った、しっかりとした内容のある佳演である。作品のメロディアスな側面が先に耳につくが、燃焼度の高い高揚にも不足しない。昨年は交響曲第7番の新譜(再発を含む)が多かったが、それらの中でも一、二を争う優れた演奏だと思う。

1月17日には、J&Jコンサート・エージェンシー主催の「協奏曲の愉しみ」という企画演奏会の本番(いずみホール)があった。今回のプログラムは以下の通り:
  • J. ハイドン:チェロ協奏曲第1番(第1楽章)
  • グリーグ:ピアノ協奏曲(第1楽章)
  • ショパン:ピアノ協奏曲第2番
  • ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
  • ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
ハイドンとブルッフ以外は何度か弾いたことのある曲ばかりだが、指に記憶が残っているわけではないので、結局なんだかんだと苦労している。グリーグはギレリス晩年のDVD、ショパンはアルゲリッチとツィマーマンのCDでそれぞれ勉強してみたが、やっぱり付け焼き刃ではいけませんね。演奏会そのものは、まあまあ無難な出来だったのではないでしょうか。

昨年末に購入はしていたものの、全く聴いていなかったケーゲルのショスタコーヴィチ交響曲集、ついに全部聴くことができた。第5番終楽章コーダの鐘や第9番など、別に奇を衒っているわけではないのだろうが、首を捻りたくなるような部分もなきにしもあらずだが、全体的にはさすがケーゲルと言うべき作品の本質をしっかりと捉えた解釈に唸らされる。独特の感覚を持った音世界の凄みに加え、他の追随を許さない楽曲の構成感が傑出している。ただし、ライプツィヒ放送SOの下手糞さには、笑うしかない。技術的に必死であるが故の鬼気迫る緊迫感もあるのだろうが、ケーゲルの解釈を存分に味わうにはオーケストラが完全に力不足。しかしながら、第11番と第15番に関しては、そうした不満をも超えるほどにケーゲルが圧倒的な音楽を作り出している。特に第15番はとんでもない演奏。曲が進むほどに怖くて怖くて身体の震えが止まらなくなる。なんという音楽!
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theme : クラシック
genre : 音楽

tag : 作曲家_Shostakovich,D.D. 演奏家_Kegel,H. USSR大衆歌曲.

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Yosuke Kudo

Author:Yosuke Kudo
B. モンサンジョン著『リヒテル』(筑摩書房, 2000)に、「音楽をめぐる手帳」という章がある。演奏会や録音などを聴いて思ったことを日記風に綴ったもので、実に面白い。

毎日のように音楽を聴いているにもかかわらず、その印象が希薄になる一方であることへの反省から、リヒテルに倣ってここに私も覚え書きを記しておくことにする。無論、リヒテルの深みに対抗しようなどという不遜な気持はない。あくまでも自分自身のために、誰に意見するわけでもなく、思いついたことをただ書きなぐるだけのことである。

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